■2022年  
1月 朝護孫子寺
寅年寅の日寅の刻、聖徳太子の前に毘沙門天が現れた伝承から寅を祀る朝護孫子寺。今年寅年を迎えて行われる特別行事は、12年に1度の貴重な機会となります。ご本尊である毘沙門天の「奥秘仏御開帳」や国宝「信貴山縁起絵巻」の3巻出陳など、足を運びたくなるものばかり。本堂から一望できる奈良盆地の眺めも最高です。(礒兼 史洋)
2月 しあわせ回廊 なら瑠璃絵
「なら瑠璃絵」は古都奈良を光のイルミネーションで彩るイベントです。LEDを敷き詰めた圧巻の「冬七夕ロード」をはじめ、幻想的な光の演出は訪れた人を魅了します。オススメは東大寺、興福寺、春日大社と光のコラボ。普段とはまた異なる社寺の雰囲気を味わえます。今年もコロナ渦での開催、収束の祈りを捧げたいと思います。(礒兼 史洋)
3月 明日香ストロベリーフェア
県を代表する農産物の一つであるイチゴ。旬を迎えるこの時期、明日香村では「ストロベリーフェア」が開催されています。古代ロマン漂う明日香でいただく奈良ブランドのイチゴは、ここでしか味わえない趣があります。新しい品種も近年立て続けに誕生しており、産業としての貢献も期待大です。(礒兼 史洋)
4月 岡寺(龍蓋寺) 華の池~水面に浮ぶ天竺牡丹~
日本最初の厄除霊場として知られる岡寺。GW期間に開催される「華の池」は、仁王門近くの池に天竺牡丹(ダリア)を溢れるばかりに浮かべる色鮮やかな催しです。他にも多くの水面に浮かべられ、特に手水舎は写真が映える花手水としてすっかり有名になりました。この時期は約3000株の石楠花も咲き誇り、花の寺と呼ぶに相応しい風景が境内に広がります。(礒兼 史洋)
5月 大和茶
弘法大師が唐から種子を持ち帰り、宇陀の佛隆寺に撒いたのが起源と伝わる大和茶。新茶の季節を迎え、5月は茶摘みの最盛期となります。県の特産品の一つであり、農業における「リーディング品目」にも指定されています。最近では、大和茶を使用したスイーツやカフェが増えつつあり、知名度の更なる向上に期待がかかります。(礒兼 史洋)
6月 雲井坂雨
「雲井阪」の石碑が立つ県庁東側の道路は、室町時代に記された南都八景の一つ「雲井坂雨」が詠まれた場所と伝わります。今はなだらかな道路は、かつてはかなりの急坂だったとか。そんな当時を想像してみるのも古都ならではの楽しみ方だと思います。近くには同じく南都八景の「轟橋」の石碑も立っており、セットで風情を味わうことができます。(礒兼 史洋)
7月 金峯山寺 蓮華会・蛙飛び行事
「蛙飛び行事」は金峯山寺三大行事の一つである蓮華会の一環として7月7日に行われます。当日の吉野はお祭りムード一色、多くの人で賑わいます。見どころは何といっても主役の大蛙です。太鼓台に担がれて比較的狭い道を巡航するので、すぐ目の前でそのユーモラスな表情を見ることができます。クライマックスは蔵王堂前で人間に戻る場面。一見の価値ありです。(礒兼 史洋)
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