自己紹介5

はじめまして。広報部会のNoa(女性・大阪市在住)です。
奈良検定受検を振り返って思ったことをちょっと書いてみたいと思います。
奈良まほろばソムリエ検定を受検するにあたり,最大のネックは古墳でした。
古墳=お墓。人さまのお墓に立ち入るなんて…。人さまのお墓を見て何が面白いの?というのが私の考えでした。
初めて奈良検定のテキストを手にし,内容をパラパラとめくってみた時,古墳の余りの多さに驚いてしまいました。元々,京都や奈良といった古都の散策が趣味でしたので,寺院や神社はある程度行ったことがありましたが,古墳は皆無に等しい状態でした。
2級を受検するにあたり,テキストを読んで自分なりにノートにまとめていきましたが,古墳については,何をどうまとめればいいのかが全くわかりませんでした。形式?全長?最古?最大?それぞれの古墳の特徴を押さえるにしても,何が特徴なのかすら分からない有様です。試験当日の朝を迎えても古墳だけは頭に入らず,もう泣きながら頭に詰め込む感じでした。2級受検後の感想は「もう奈良検定は受けない!古墳,覚えたくない。」でした。
一ケ月半後,運よく2級の合格通知書をいただき,気を良くし,1級にチャレンジしようかな…という思いが湧いてきました。しかし脳裏に浮かぶのは,あの泣きながら覚えた古墳,古墳,古墳です。1級の試験までまだ時間があるので,一念発起し,古墳を一から勉強し直そうと思い,図書館へも行きましたが,なかなか自分にあった古墳の教材が見つかりません。そんな時,偶然にもカルチャーセンターで古墳の基礎講座があることを知り,半年間受講しました。また,机上にとどまらず,実際に現地に赴き,自分の目で確かめ,感じたいと思い,検定の体験学習やバスツアーで出来るだけ多くの古墳を巡り,先生の解説に耳を傾けました。またある時は「まむし注意」の看板を横目に一人,山の辺の道の古墳巡りもしました。
最初は半ば強制的に古墳の勉強をしていましたが,いまでは,寺院・神社・史跡と同様に,古墳は私にとって古代へのロマンにつながるの扉の1つとなっています。
奈良検定を受検することによって「古墳」という新しい引き出しを自分の中に持てたこと,うれしく思います。

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