第11回ソムリエ級

平成29年(2017)1月8日実施

Ⅰ.次の問題について、最も適当なものを選びなさい。

(1)国指定の天然記念物「屏風岩、兜岩および鎧岩」についての記述のうち、屏風岩の正しい記述はどれか
梅の名所である。
安山岩からなる柱状節理が美しい。
岩の長さは10kmに及ぶ。
奈良県宇陀郡御杖村にある。
(2)国指定の天然記念物「妹山樹叢」についての記述のうち、誤りはどれか
大名持神社が麓に鎮座し、保護されてきた。
吉野川の左岸にあり、対岸に背山がある。
ツルマンリョウが樹叢の代表的植物である。
山頂は自然のヒノキ林である。
(3)奈良県指定天然記念物の「大台ヶ原さんしょう魚」についての記述のうち、正しいのはどれか
英国人マルコム・アンダーソンが発見した。
腹に赤い斑点があり「アカハラ」と呼ばれる。
成長すると全長は1mを超える。
三重県や和歌山県の一部にも棲息する。
(4)平城宮の朱雀門は平城京のどの東西大路に面していたか
一条北大路
一条南大路
二条大路
三条大路
(5)朱鳥元年(686)に大津皇子の謀叛を密告した、マルコ山古墳の被葬者とも言われる皇子は誰か
川島皇子
有間皇子
古人大兄皇子
田村皇子
(6)永禄10年(1567)に松永久秀を相手に東大寺の周辺で合戦を繰り広げた武将は誰か
三好長逸
筒井順昭
古市胤栄
十市遠忠
(7)衾田陵に治定された西殿塚古墳の北西に隣接し、継体陵に比定される高槻市の今城塚古墳と同型式の埴輪が出土したことから、手白香皇女の真の墓とされる前方後円墳はどれか
下池山古墳
フサギ塚古墳
波多子塚古墳
西山塚古墳
(8)法隆寺若草伽藍の塔心礎に似た心礎が検出され、平成28年(2016)4月に史跡公園・学習館がオープンした廃寺跡はどれか
尼寺廃寺跡
古市廃寺跡
栗原廃寺跡
二光寺廃寺跡
(9)横穴式石室に漆塗りの家形石棺2基が縦一列に配置されている菖蒲池古墳はどの行政区の境に位置するか
橿原市と桜井市の境
桜井市と明日香村の境
明日香村と高取町の境
橿原市と明日香村の境
(10)明日香村の酒船石は、斉明天皇が建てた道教寺院の推定地にあるが、その場所は『日本書紀』にどのような名称として記されているか
玉穂宮
両槻宮
列城宮
廬入野宮
(11)戦国時代までは十市氏の庇護を受けて繁栄し、境内に「世阿弥参学之地」の碑が立つ田原本町の寺はどれか
本光明寺
善福寺
補巌寺
阿弥陀寺
(12)古代紀氏の氏寺として栄えた紀寺の跡に建つ璉珹寺にまつられる白色裸形の秘仏はどれか
阿弥陀如来像
地蔵菩薩像
文殊菩薩像
吉祥天像
(13)県内寺院に所蔵され、平成28年(2016)、新たに国宝に指定された肖像彫刻はどれか
東大寺の重源(俊乗上人)像
岡寺の義淵僧正像
法隆寺の行信僧都像
西大寺の叡尊(興正菩薩)像
(14)法隆寺の金堂壁画についての説明のうち、記述が間違っているものはどれか
昭和24年(1949)1月26日の火災で大きな被害を受けた。
昭和26年(1951)に10円切手の図案に採用された。
焼け残った壁画が昭和33年(1958)に国宝指定を受けた。
昭和10年(1935)に撮影された写真原版が重要文化財に指定された。
(15)平群町福貴にある、かつて大庄屋が居住した江戸時代の建物はどれか
藤田家住宅
今西家住宅
堀家住宅
中村家住宅
(16)「きぎし鳴く〇〇の辺にさくら花散りて流らふ見む人もがも」(『万葉集』巻10-1866)と「をみなへし秋萩凌ぎさ牡鹿の露分け鳴かむ〇〇の野そ」(『万葉集』巻20-4297)に共通する〇〇の地名はどれか
菅原
高円
住坂
檜隈
(17)浄瑠璃『冥途の飛脚』は遊女梅川と亀屋忠兵衛が主人公だが、二人のうち、忠兵衛ゆかりの場所とされるのはどこか
新口村
戒重村
今井村
稗田村
(18)小説『若冲』で平成27年(2015)上半期の直木賞候補となる一方、『日輪の賦』『孤鷹の天』『与楽の飯東大寺造仏所炊屋私記』など、飛鳥時代から奈良時代の大和を描いた作家は誰か
澤田瞳子
永井路子
塩野七生
湊かなえ
(19)奈良県が選定している「大和の伝統野菜」のうち、「結崎」の名を冠された野菜はどれか
ネブカ
ミョウガ
ゴボウ
サトイモ
(20)奈良県の「伝統的工芸品」に指定され、箱火鉢や車箪笥などが作られている「くろたき水組木工品」は、主に次のどれを使用するか
ヒノキ
ケヤキ
スギ
クスノキ
(21)「酒まつり」と呼ばれる「醸造安全祈願祭」と関わりが深く、杜氏の祖先神を祀る、大神神社の摂社はどれか
綱越神社
神御前神社
活日神社
玉列神社
(22)金峯山寺の蓮華会で使うハスの花を採る大和高田市奥田の蓮池にはどのような伝説があるか
役行者がそこで悟りを開いた。
役行者の母の墓がある。
役行者の父の誕生地である。
役行者がそこで没した。
(23)十津川村の桑畑果無集落は、世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」のどの参詣道が通っているか
小辺路
中辺路
大辺路
大峯奥駈道
(24)平成24年(2012)に日本機械学会が「機械遺産」に認定したロープウェイはどの市町村にあるか
葛城市
吉野町
生駒市
天川村
(25)奈良県観光局が奈良県公式HPで公開している「奈良県観光客数動態報告書」では、平成26年度の観光客数が平成25年度の観光客数に比べてどのように変化したと報告しているか
2%あまり減少した。
ほとんど増減がなかった。
7%あまり増加した。
20%以上の大幅増であった。

   



 


 

ページトップに戻る