第15回奈良通1級「文学」

令和4年(2022)3月13日実施

Ⅵ.奈良県に関連する文学について、最も適当なものを選びなさい。

(55)「よき人のよしとよく見てよしと言ひし吉野よく見よよき人よく見つ」(天武天皇)(『万葉集』巻1ー27)は、どのような場面でうたわれたとされているか
盟約
恋の問答
宴席
回想
(56)「勝間田の池は我知る蓮無し然言ふ君が鬚無き如し」(『万葉集』巻16-3835)が詠まれたのはどこか
磐余
阿騎野
西の京
當麻
(57)『枕草子』に「市は、たつの市。さとの市。」と並んで紹介された市場はどれか
古市
つば市
下市
南市
(58)松尾芭蕉が詠んだ次の句のうち、當麻(葛城市)に関わる句はどれか
わた弓や琵琶になぐさむ竹のおく
旅に病んで夢は枯野をかけ廻る
菊の香や奈良には古き仏たち
酒のみに語らんかかる瀧の花
(59)奈良を舞台にした能楽のうち、ゆかりの地が天理市にあるのはどれか
『野守』
『井筒』
『玉鬘』
『二人静』
(60)谷崎潤一郎が、初音の鼓伝説や古典芸能を取り入れて書いた作品はどれか
『二月堂の夕』
『當世鹿もどき』
『誘惑女神』
『吉野葛』
(61)志賀直哉の「高畑サロン」に集まった文化人に数えられ、飛鳥園を創業した美術写真家は誰か
小川晴暘
工藤利三郎
土門拳
水野太造
(62)会津八一の短歌「あめつちにわれひとりゐてたつごときこのさびしさをきみはほほゑむ」(『鹿鳴集』)は、法隆寺のどの仏像をうたったものか
百済観音像
九面観音像
夢違観音像
救世観音像
(63)令和3年(2021)に『星落ちて、なお』で第165回直木賞を受賞した澤田瞳子が奈良を舞台にパンデミックをテーマとして書いた小説はどれか
『火定』
『龍華記』
『日輪の賦』
『夢の定か』

   



 


 

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