第16回ソムリエ級

令和5年(2023)3月5日実施

Ⅰ.次の問題について、最も適当なものを選びなさい。

(1)奈良県内を流れる次の河川のうち.大和川水系に属していない川はどれか。
高見川
竜田川
曽我川
寺川
(2)奈良県内にあり、特別名勝に指定された2ヶ所の庭園のうち、1ヶ所は平城宮東院庭園であるが、もう1ヶ所はどれか。
當麻寺中之坊庭園
慈光院庭園
旧大乗院庭園
平城京左京三条二坊宮跡庭園
(3)文治元年(1185)に東大寺盧舎那大仏の開眼供養会で開眼の筆をとったのは誰か。
後白河法皇
源頼朝
重源
運慶
(4)江戸時代に著された奈良の地誌『奈良坊目拙解』の著者は誰か。
村井古道
喜多野徳俊
久世宵瑞
金沢昇平
(5)正暦寺についての次の記述のうち、誤りはどれか。
一条天皇の勅願寺として創建され、86坊が建ち並んだといわれる。
治承4年(1180)の南都焼き討ちの際、兵火を受けて全山全焼した。
鎌倉時代に、興福寺により法相宗の学問所として再興された。
江戸時代以降は衰退し、現在は塔頭の客殿のみ建っている。
(6)弥生時代前期では全国最大級の範囲に広がる水田跡が発見された御所市の遺跡はどれか。
四条遺跡
大福遣跡
中西・秋津遣跡
橿原遺跡
(7)竪穴式石室に阿蘇溶結凝灰岩(阿蘇ピンク石)製の刳抜式家形石棺が残る奈良市内の古墳はどれか。
野神古墳
兜塚古墳
鶯塚古墳
東乗鞍古墳
(8)盾持人埴輪が出土した桜井市の帆立貝形式前方後円墳はどれか.
纒向石塚古墳
東田大塚古墳
ホケノ山古墳
茅原大墓古墳
(9)「行基の供養塔か」と報道された奈良時代の円形建物跡を含む遺跡はどれか。
秋篠阿弥陀谷遺跡
菅原遺跡
古市廃寺跡
平松廃寺跡
(10)桜井氏にある十二柱神社についての次の記述のうち、誤りはどれか。
出雲集落のほぼ中央、旧初瀬街道沿いにある。
神代七代と地神五代の、合せて十二柱を祀る。
境内には雄略天皇の「泊瀬朝倉宮跡」碑が立つ。
「相撲の祖」といわれる野見宿禰の五輪塔がある。
(11)正倉院宝物の名香「黄熟香(蘭奢待)」に貼られた紙箋で香木を切り取ったとされる3名の人物に含まれないのは誰か。
足利義政
織田信長
徳川家康
明治天皇
(12)牛頭天王を祀ることから「祇園社」と呼ばれ、田原本領主に平野家の本貫地にちなみ、現名が付けられた神社はどこか。
津島神社
池神社
村屋神社
多神社
(13)金峯山寺仁王門の金剛力士立像についての記述のうち、誤りはどれか。
像高5mに達する巨像である。
昭和28年(1953)、国宝に指定された。
南北朝時代の延元3年(1338)から翌年にかけて造られた。
南都大仏師康成によって造られた。
(14)奈良県内にある国宝建築物のうち、檜皮葺の建物はどれか。
十輪院本堂
秋篠寺本堂
霊山寺本堂
長弓寺本堂
(15)大神神社の祈祷殿前にある倭建命の「やまとはくにのまほろばたたなづく青がき山ごもれる大和しうるわし」の歌碑に銅板で楽譜が示された曲を作ったには誰か。
芥川也寸志
黛敏郎
武満徹
冨田勲
(16)大正7年(1918)から11年(1922)にかけて奈良へ出張し、『奈良五十首』を著したのは誰か。
森鷗外
夏目漱石
志賀直哉
堀辰雄
(17)会津八一の歌碑のうち、新薬師寺に境内にあるのは次のどれか。
おほてらのまろきはしらのつきかげをつちにふみつつものをこそおもへ
ちかづきてあふぎみれどもみほとけのみそなはすともあらぬさびしさ
おほらかにもろてのゆびをひらかせておほきほとけはあまたらしたり
かすがのにおしてるきのほがらかにあきのゆふべとなりにけるかも
(18)『斑鳩の記』の著者で、法輪寺三重塔の再建に尽力したのは誰か。
谷崎潤一郎
幸田文
島村利正
阿川弘之
(19)与謝蕪村は「炉開や雪中庵の( )」と詠んだ。( )に入る奈良のお名物は何か。
あられ酒
火打焼
わらび餅
吉野葛
(20)富本憲吉が戦後の昭和26年(1951)に1年をかけて考案したという連続模様に用いられた植物はどれか。
ススキ
ツタ
シダ
ナンテン
(21)赤膚三窯のうち「中の窯」の伝統を引き継ぎ、「赤膚山元窯」と呼ばれる窯元はどれか。
古瀬堯三
小川二楽
大塩昭山
尾西楽斎
(22)「春日若宮おん祭」についての記述のうち、誤りはどれか。
「遷幸の儀」は12月17日の午前0時に始まる。
興福寺南大門跡前では「南大門交名の儀」が行われる。
一の鳥居の「影向の松」では「松の下式」が行われる。
競馬は水谷橋より下水門橋まで馬を走らせて行われる。
(23)次の野神行事のうち、口から赤い舌を出した藁蛇を作るのはどれか。
奈良市西九条の蛇祭り
天理市新泉町の野神祭り
田原本町今里の蛇巻き
橿原市上品寺町のシャカシャカ祭り
(24)平成30年(2018)に完成した「朱雀門ひろば」に含まれない建物はどれか。
平城宮跡資料館
平城宮いざない館
天平みつき館
天平うまし館
(25)令和4年(2022)3月に開設された「なら歴史芸術文化村」についての記述のうち、謝りはどれか。
地元の特産物を販売する「道の駅」がある。
施設の運営主体は天理市である。
文化財の修復作業が見学できる施設がある。
アーティストが滞在して作品を創作する施設がある。

   



 


 

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