昨年10月にあった大相撲巡業香芝場所では、4横綱による土俵入りが見られました。相撲の起源は第11代垂仁天皇の時代、天皇の前で力自慢の2人が戦ったことが始まりとされ、奈良は相撲発祥の地と言われています。
その1人である当麻蹶速(たいまのけはや)の出身地が今の葛城市とされており、1990年5月に市相撲館「けはや座」がオープンしました。館前の五輪塔は当麻蹶速のお墓と伝わっています。
館内には、約1万2000点の相撲の歴史についての資料のほか、横綱の手形などが展示されています。無料観光休憩所が併設され、地域の観光拠点にもなっています。
また、本場所と同じサイズで造られた土俵に上がることもできます。大相撲体験やわんぱく相撲大会、相撲甚句などの催しがあるほか、相撲の合宿も行われ、けいこ風景を見学できます。
今年1月、館内を改装し、リニューアルオープンしました。
【奈良まほろばソムリエの会 柏尾信尚】
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