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第59回 2018年03月29日掲載 |
縄文時代の生活体感 ―― 山添村のカントリーパーク大川 |
復元された竪穴式住居
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奈良の観光地というと飛鳥時代や奈良時代のものを思い浮かべる人が多いと思いますが、山添村の大川(おおこ)遺跡は約1万年前の縄文時代早期の遺跡です。
1956(昭和31)年に発見された遺跡で、竪穴式住居跡が3基、集石炉と思われる遺構が11基、土器を横たえた土坑が数十基見つかり、現在は「カントリーパーク大川」として史跡公園となっています。再現された竪穴式住居があり、バーベキューなどキャンプ場として利用できます。
また大川遺跡から発見された土器は、彫刻した棒を使って表面に模様を付けた押型文土器で、最も古い段階の標準資料として「大川式土器」と呼ばれています。山添村にある「旧春日小学校講堂」を再利用した歴史民俗資料館で見ることができます。
【奈良まほろばソムリエの会 楠田英雄】
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歴史民俗資料館に展示されている大川式土器=いずれも山添村で
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■メモ■
名阪国道五月橋インターチェンジより約2`。
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