第4回奈良通1級「建築彫刻絵画」

平成22年(2010)1月10日実施

Ⅴ.奈良県の建築、彫刻、絵画に関することがらについて、最も適当なものを選びなさい。

(60)唐招提寺礼堂や元興寺極楽坊本堂は、もとからあった建物を鎌倉時代に改造したものである。もとの建物は次のどの用途に使われていたものか
経蔵
講堂
食堂
僧房
(61)室生寺五重塔についての記述のうち、正しいものはどれか
現在の屋根は桧皮葺である。
20mをこえる高さを誇る。
平成10年(1998)に落雷で損傷した。
鎌倉時代の塔建築の代表として名高い。
(62)吉野山にあり、春日造と流造が連結した重要文化財の連棟形本殿を持つ神社はどれか
勝手神社
金峯神社
吉野神宮
吉野水分神社
(63)吉野山にある竹林院の名庭「群芳園」についての記述のうち、誤りはどれか
池泉回遊式庭園であり、また眼下の蔵王堂を借景に取り入れている。
豊臣秀吉が吉野山で花見の宴を張った時、桃山風に改められた。
當麻寺中之坊・慈光院の庭園とともに大和三名園に挙げられる。
第21代院主が、吉野山の景観を写して築いたことに始まる。
(64)奈良県内に現存する以下の近代建築のうち、洋風建築に属さないものはどれか
旧帝国奈良博物館本館
奈良少年刑務所本館
日本聖公会奈良基督教会堂
奈良女子大学記念館
(65)東大寺戒壇院の戒壇堂に安置されている四天王像のうち、兜を頭にかぶっているのはどの像か
持国天像
増長天像
広目天像
多聞天像
(66)法隆寺大宝蔵院に収められた国宝のうち、橘三千代の念持仏と伝えられるものはどの像か
阿弥陀如来および両脇侍像
釈迦如来および両脇侍像
薬師如来像
夢違観音像
(67)安倍文殊院の本尊である文殊騎獅像の文殊菩薩像は、頭部内の墨書から誰の作品であることが判明したか
運慶
快慶
康慶
湛慶
(68)法隆寺が収蔵する国宝の諸像のうち、緻密な木肌を活かした檀像はどれか
救世観音像
百済観音像
九面観音像
聖徳太子像
(69)當麻寺と子島寺に共通する国宝の仏教絵画の種類はどれか
阿弥陀来迎図
縁起絵巻
祖師像図
曼荼羅図
(70)国宝の信貴山縁起絵巻についての記述のうち、正しいものはどれか
普段は東京国立博物館に保管され、毎年正月に里帰り公開される。
室町時代を代表する絵画として名高い。
縁起絵巻の主人公は命蓮である。
唐の影響を受けた水墨画として名高い。

   



 


 

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