第8回奈良通1級「文学」

平成26年(2014)1月12日実施

Ⅵ.奈良県に関連する文学について、最も適当なものを選びなさい。

(63)天武天皇(大海人皇子)の「淑き人の良しとよく見て良しと言ひし吉野よく見よ良き人よく見」(『万葉集』巻1-27)の歌はいつ詠まれたか
天智天皇の後継を辞退し、出家して吉野宮へ隠遁したとき
吉野宮での隠遁中、国栖の人が舞を披露したとき
吉野宮を出発し、伊勢方面への逃避行をはじめるとき
即位したのち吉野へ行幸し、六人の皇子と「吉野の盟約」を結んだとき
(64)『万葉集』で、二上山に葬られた大津皇子をいたむ歌を詠んだ大伯皇女と大津皇子との関係はどれか
姉弟
兄妹
夫婦
親子
(65)修験道の開祖である役行者の生誕地が今の御所市茅原であると記した薬師寺僧の作品はどれか
『宇治拾遺物語』
『古今著聞集』
『今昔物語集』
『日本霊異記』
(66)『平家物語』で、滝口入道との恋に破れた横笛が尼となり、仏道修行に明け暮れた尼寺はどれか
円照寺
法華寺
興福院
中宮寺
(67)松尾芭蕉の句「( )の香や奈良には古き仏達」の( )に入る花はどれか



百合
(68)「西東山にかたよる奈良の秋」などが収められた正岡子規の句集はどれか
『奈良』
『猿蓑』
『寒山落木』
『雑草園』
(69)日頃、鼻が大きなことをからかわれていた男が、猿沢の池から龍が昇るという立札を建てたところ、実際に龍が現れたという短編『龍』の作者は誰か
芥川龍之介
志賀直哉
堀辰雄
折口信夫
(70)東大寺のお水取りを待つ老女たちの姿をほほえましく描いた『二月堂の夕』の作者は誰か
谷崎潤一郎
佐藤春夫
武者小路実篤
菊池寛
(71)「葛城の山懐に寝釈迦かな」という句を詠んだ、奈良県高取町生まれの近代の俳人は誰か
水原秋桜子
橋本多佳子
山口誓子
阿波野青畝
(72)高取藩植村家に伝わる大砲を題材とした短編小説『おお、大砲』の作者は誰か
司馬遼太郎
五木寛之
大岡昇平
山岡荘八
(73)永井路子が著した『美貌の女帝』の主人公は誰か
推古天皇
持統天皇
元正天皇
孝謙天皇

   



 


 

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