第10回奈良通1級「文学」

平成28年(2016)1月10日実施

Ⅵ.奈良県に関連する文学について、最も適当なものを選びなさい。

(57)「ももづたふ磐余の池に鳴く鴨を今日のみ見てや雲隠りなむ」(『万葉集』巻3-416)の背景として正しいのはどれか
大伯皇女が弟の大津皇子を偲んだ歌。
大津皇子が父の天武天皇を偲んだ歌。
山辺皇女が夫の大津皇子を偲んだ歌。
大津皇子の辞世の歌。
(58)賣太神社が祭神とする稗田阿礼に関する記述のうち、正しいのはどれか
『古事記』と『日本書紀』を編集した。
暗誦した言い伝えをまとめたのが『古事記』である。
『日本書紀』を監修した。
『万葉集』の撰者の一人である。
(59)次の書物のうち、平城京と平城宮の記述が最も多いのはどれか
『古事記』
『日本書紀』
『続日本紀』
『日本後紀』
(60)『枕草子』の「山は」の段に出てくる山はどれか
三輪山
香具山
葛城山
吉野山
(61)吉野山を詠んだ次の歌のうちで、西行の作でないのはどれか
吉野山こずゑの花を見し日より心は身にもそはずなりにき
吉野朝の趾にまゐりて申すべき言葉は知らずただに額づきぬ
何となく春になりぬと聞く日より心にかかるみ吉野の山
滝落つる吉野の奥の宮川の昔を見けん跡したはばや
(62)奈良を舞台にした能楽のうち、ゆかりの地が天理市にあるのはどれか
『野守』
『井筒』
『玉鬘』
『二人静』
(63)古典文学や芸能の題名とゆかりの地の組み合せのうち、誤っているのはどれか
浄瑠璃『義経千本桜』と吉野山
能楽『百万』と西大寺
能楽『雲雀山』と中宮寺
浄瑠璃『冥途の飛脚』と新ノ口
(64)明治時代初めに手向山八幡宮の家系に生まれ、後にすぐれた小説家になったのは誰か
上司小剣
阿波野青畝
住井すゑ
志賀直哉
(65)平成16年(2004)に『介護入門』で第131回芥川賞を受賞した、桜井市出身の作家は誰か
森見登美彦
牧羊子
山路麻芸
モブ・ノリオ

   



 


 

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