第11回奈良通2級「文学」

平成29年(2017)1月8日実施

Ⅵ.奈良県に関連する文学について、最も適当なものを選びなさい。

(55)「大和は国のまほろば」といわれるが、その出典はどれか
太安万侶が書いた『古事記』の序文
『古事記』に記された倭建命の歌
『日本書紀』に記された聖徳太子の語
『万葉集』に収録の舒明天皇の歌
(56)恭仁京に遷都した後に詠まれた、奈良の都の荒廃を嘆いた万葉歌はどれか
あをによし寧楽の家には万代に我も通はむ忘ると思ふな
世間を常なきものと今そ知る奈良の都のうつろふ見れば
あをによし奈良の都は咲く花のにほふがごとく今盛りなり
やすみしし我が大君の敷きませる国の中には都し思ほゆ
(57)阿倍仲麻呂の「天の原ふりさけ見れば〇〇なる三笠の山に出でし月かも」(『古今和歌集』)の、〇〇に入るのはどれか
夫婦
夢と
春日
大和
(58)『源氏物語』第二十二帖の中で初瀬詣でをする女性は誰か
紫上
玉鬘
朝顔
葵上
(59)『枕草子』の「市は」の段に出てくる海柘榴市は、現在のどの市町村にあったと言われるか
奈良市
天理市
桜井市
明日香村
(60)吉野、奥吉野の風景の中に義経や後南朝の伝承が織り込まれた谷崎潤一郎の作品はどれか
『吉野葛』
『細雪』
『千本桜』
『春琴抄』
(61)民俗学者の折口信夫によって著された『死者の書』は誰をモデルにしているか
持統天皇
光明皇后
額田王
中将姫
(62)『南京新唱』や『鹿鳴集』などに奈良の歌を数多く残した歌人は誰か
折口信夫
会津八一
堀辰雄
吉野秀雄
(63)今の宇陀市で旧制中学に通い、後に推理小説や古代大和を舞台にした小説『天の川の太陽』や『落日の王子蘇我入鹿』、またエッセイ『古代史の迷路を歩く』を書いた作家は誰か
松本清張
高木彬光
横溝正史
黒岩重吾

   



 


 

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