WEBソムリエの風

41号 令和5年(2023年)11月13日

目次

夏ノ暑サニモ負ケズ、当会会員は、多方面で活躍!

今夏は「殺人的猛暑」と言われるほど暑く、しかもそれが11月近くまで続きました。アメリカの研究機関によると〈昨年11月から今年10月までの12ヵ月間の世界の平均気温は、観測史上最も高かった〉とか。そのような暑さの中でも当会会員は、多方面で活動を展開しました。以下、主なものをピックアップして、日付順に紹介いたします。(専務理事 鉄田憲男)

夏の奈良公園 荒池の畔

平群町の広報紙で紹介されました!(8/1)
『MY TOWN 平群』8月号で、当会が監修した『増補改訂版 奈良「地理・地名・地図」の謎』(実業之日本社刊)が紹介されました。〈最新のデータに基づいてわかりやすく、かつコンパクトにまとめられている。(中略)この一冊で、また大和という風土を再認識できるだろう〉とお書きいただきました。

『MY TOWN 平群』8月号

ひげの梶さんが当会の講座に参加(8/13) 
ひげの梶さんこと梶本晃司さんをご存じでしょうか。長年、「ひげの梶さん歴史探訪会」で、ガイドをお務めになった人気者です。そんな梶さんは、当会が奈良まほろば館(東京)で行う講座にご参加くださいました。

石田一雄さんの講演「興福寺は明治時代の初め、廃寺となって誰もいなくなった」(『増補改訂版 奈良「地理・地名・地図」の謎』刊行記念)です。梶さんは「ヨソでは聞けない話ばかりで、大いに参考になりました」と喜んでくださいました。

ひげの梶さん(向かって右)と石田さん

「講師養成講座2023」を開催(9/2)
恒例の「講師養成講座」を南都商事セミールーム(奈良市大宮町6-2-1)で開催しました。今年のご参加者は、講師を含めて38人。柏尾信尚さんによる「パワポを使った講演ノウハウ」(60分=写真)のあと、鉄田による「古事記入門」(30分)というミニ講座を聞いていただきました。

柏尾さんによるメイン講義
会場風景

「サロン・ド・ソムリエ」を初開催(9/16)
コロナ禍の前に企画しながら実現できていなかった講演と飲食の交流会「サロン・ド・ソムリエ」を、南都銀行西大寺銀行クラブ(奈良市国見町1-2-1)で初開催しました。16時からの島田宗人さんの「東歌 古代の奈良と信濃」という45分の講演には16人、17時からの懇親会には14人が参加され、予定時刻の19時にお開きとなりました。今後は、隔月(奇数月)開催をメドに継続していく予定です。

島田宗人さんの講演が始まった
会員からの質問に答える
懇親会、まずは乾杯!

奈良シニア大学「グルメサークル」(9/25)
当会会員が講師を務める奈良シニア大学では、「グルメサークル」というクラブ活動も担当しています。9月25日(月)には、信貴山の玉蔵院を訪ね、精進料理をいただいたあと、朝護孫子寺本堂で、ご祈祷(大般若波羅蜜多経転読)を受け、各参拝者の名前を記した御札も拝受しました。

信貴山・玉蔵院の精進料理
信貴大橋前で記念撮影

奈良まほろばソムリエと巡る2023秋「うるわしの秋・大和路」がスタート!
ガイドグループによる秋のツアーが9月30日(土)から始まりました。11月4日(土)には「太子道と業平街道」を実施、さわやかな晴天のもと、お客さまと当会スタッフ計約50人が、安堵町と斑鳩町の約6.2kmを歩きました。

「太子道と業平街道」をガイドする西川年文さん(11/4)

周南公立大学難波教授の訪問を受けました(10/3)
山口県周南市の周南公立大学福祉情報学部学部長の難波利光教授が当会の活動に興味を持たれ、奈良へお越しになりました。当会からは、松浦副理事長など6人が応対。教授は「無償に近いボランティア活動なのに、こんなに積極的に取り組まれていることに驚いた」「組織体制も、まるで企業のようにシッカリしている」。また「実際のガイド風景も拝見したい」とのことでしたので、11月4日(土)には、「太子道と業平街道」のツアーに同行してくださいました。

難波教授と歓談
教授を囲んで記念撮影
当会のツアーに同行し、善照寺(安堵町)でヒアリングされる難波教授(11/4)。手前上は冨生(ふしょう)の松(根上がりの松)

『女性自身』巻末グルメ特集に、加藤なほさんが協力(10/17)
10月17日(火)発売の『女性自身』10月31日号(光文社刊)では巻末に、「古都奈良の文化財」世界遺産登録25周年を記念して、「まんぷく食べ歩き 美食の都 奈良へ」という特集記事が掲載されました。

全部で約20の飲食店や販売店が紹介されており、これらを推薦されたのが、当会会員で『月刊大和路 ならら』ライターの加藤なほさんでした。

「FAON(ファン)」「大和野菜イタリア料理四川料理 Natura(ナチュラ)」「酒房亜耶(あや)」などの個性的な飲食店とともに、「ホテル尾花」の「大和橘こしょう」「大和橘ジャム」などのお土産物も紹介されました。

『女性自身』巻末特集のトップページ

広く全国に会員を持つ幻桃短歌会の機関誌『幻桃』(隔月刊)に「万葉歌をたどる奈良の旅」が好評連載中
「ソムリエの風」第39号(2/10発行)で、当会の『奈良万葉の旅百首』(京阪奈情報教育出版刊)をもとに、幻桃短歌会の吉田誠治さんが毎号、県内の万葉集ゆかりの地を訪ねる紀行文を連載してくださっていると紹介しましたが、その後も順調に回を重ね、本年11月号では第7回を数えました。今回は、天理市から奈良市に入り、主として平城宮跡周辺を探訪されました。同誌の表紙と、紀行文の該当ページを以下に貼っておきます。

吉田誠治さんの連載(第7回)
『幻桃』11月号の表紙、薬師寺の塔か

奈良テレビ放送「ゆうドキッ!」で、新人たちが大活躍
当会は奈良テレビ放送の「ゆうドキッ!」(17時半~)毎週木曜日の「推しナラ」のコーナーに、メンバー約15人が交代で出演しています。本年6月からは、新人4人がメンバーに加わり、ますますパワーアップ。ぜひ番組をご覧ください。

新人の梅田加都さん(8/24)
新人の本田倫子さん(9/14)

「やまとの神さま」好評連載中
昨年4月にスタートした毎日新聞奈良版の「やまとの神さま」は、本年4月からは新メンバーを加え、順調に連載中です。大きな神社から村社まで、多彩な執筆陣が丁寧に取材して執筆を進めています。

記事内容は、当会のホームページでも見ていただけます。こちらから

毎日新聞「やまとの神さま」(10/19)

みんなの広場

<MYウォーク 吉野川分水を歩く①>

ウォーキングをテーマに私が歩いてきたコースを紹介していきたいと思います。
最近のウォーキングテーマが「吉野川分水を歩く」です。ウォーキングもそれなりのテーマを持って歩いていると、挑む意欲が湧きますし、達成感が上がります。

「吉野川分水を歩く」、もちろん吉野川分水の上を歩くわけではありません。水の上なんて歩けませんからね。分水に沿ったあるいは近いコースを、名所・旧跡を訪れながら歩くということです。吉野川分水ウォーキングコースは、奈良県がHP等で紹介しているコースが4つあり、このコースを歩きます。

そもそも何故吉野川分水に興味を持ったかというと、「大和盆地に吉野川分水が来ているけど、本当にあんな遠い吉野川から水を引いているのかいな。どっから取水してるんやろか」という疑問が湧いてきて、「是非ともそこを見たい!」 という欲望にかられ、歩き始めたわけです。

それでは、歩きましょう。第一弾はやはり取水口の確認できるコースからです。これは、県のMAPからいうとコースAです。

コースA 吉野川分水のはじまり、下渕頭首工コース

水を取水する場所を、頭首工と言います。近鉄下市口駅からスタート。

吉野川千石橋方面に歩き始め、最初の交差点を西側に右折し、頭首工を目指します。途中、「大峰登山一之行場鈴ヶ森行者堂」に立ち寄ることができます。ここは、字のごとく大峰奥駈の一之行場ですが、もともとここにあったわけではなく、道路工事のあおりをうけ、この地に移設されたものです。

大峰登山一之行場鈴ヶ森行者堂

10分程歩くと、下渕頭首工に着きます。ありましたありました。本当に吉野川から水を取水している現場です。この水が奈良盆地の田畑を潤し、農作物を育てているのです、ここにたどり着くまでにどれほど苦労があったことかと思うとある意味感激しました。ご存じの通り、この実現のために、十津川・紀の川総合開発事業が調印され(プルニエ協定)、津風呂村が村ごと移転し津風呂湖が建設され、猿谷ダム等が建設され、猿谷ダムから導管を敷設して和歌山方面への水も供給できるようにしました。すごい歴史が動いています。

下渕頭首工

ここで取水された導水幹線水路はすぐ直線の地下水路となります。実は花吉野CCの真下を通っているのです。花吉野CCで何回かプレーはしましたが、この下に水路があったとは驚きです。

ウォーキングコースは少し南に外れ。梨狩りで有名な大阿太から福神、薬水の方面へとルートをとります。田舎ののんびりした山間部のルートで落ち着きます。薬水八幡神社、薬水の地名の由来となる薬水の井戸(弘法大師の井戸)を経由すると、吉野口駅につきます。
薬水八幡宮はあの松永弾正久秀の弟久忠がこの地に山城を築き、信貴山から毘沙門天を勧請したのが始まりとされ、今では福の神として祀られています。よって、ここらの地名を福神というのですね。久秀の弟久忠なんて習わないし知りませんよね。

薬水八幡神社

薬水の井戸は弘法大師がこの村を訪れた時、村人が大勢疫病に苦しんでいるのを知って、この井戸を教え、村人が飲んだところ忽ちのうちに治ったという伝説の井戸水で今でも湧いていました。薬水の地名の由来です。

薬水の井戸

そこを後にして、レンガ造りの薬水高架橋(鉄道マニアには垂涎の場所です)を抜けしばらく歩くと、やがて吉野口駅の東側につきます。柿の葉寿司で有名な「柳谷」があり、おみやげにもいいです。

薬水高架橋

ここから東へ上ると今コースの第二の目的、「東西分水工」に着きます。吉野川から取水した水が地下水路を通り、東部と西部に分水する施設です。実際そばまで寄って見ることができますが、すごい激流で怖いです。西と東に均等に水が配分されるよう作られています。「実際、吉野川の水が来てるんだな」という実感がこみ上げてきます。ここを見学後、葛駅までウォークしてゴールとなります。

下渕頭首工から引き込まれた分水の出口
東西分水工 左:西部幹線(御所・葛城方面へ) 右:東部幹線(明日香方面へ)

今回の工程 距離 12.6Km 3時間31分。

(記事:広報G:吉川)

シリーズ「奈良スケッチ紀行」
~水彩画で巡る名所・旧跡~

第 9弾 ならまちを歩く

 ならまちは江戸時代末期から明治にかけての町屋が多く立ち並ぶのが特徴です。その古民家を再利用した飲食店が軒を連ね、最近ではその内容も充実して奈良のグルメスポットとしてマスコミにも取り上げられるようになりました。

 私はその定義はよくわかりませんが、カフェと呼ばれる業態の出店が顕著で、外待ちをする若者の姿もよく見かけます。観光とグルメはセットと考えますので、大変嬉しい傾向です。

 かつては奈良グルメを問われると少し困っていた私も、今ではならまちを紹介することが多くなりました。個人的には「洋食 春」さんや「豆腐庵 こんどう」さんがおすすめです。

「洋食 春」(天然有頭エビフライ&ハンバーグ)

「豆腐庵 こんどう」(奈良町田楽ランチ)

 画家としては「菊岡漢方薬局」さんのたたずまいが大好きなんですが、なかなか敷居が高く入店したことはありません。こちらではオリジナルのカレー粉作りが出来る「カレー粉手作り体験」なるものを実施されていますので、ぜひそちらで一度伺いたいと思っています。

 今回ご紹介の奈良スケッチは、ならまちをロケハン中に偶然出くわしたもので、人力車演出の出来る結婚式の一コマです。古都ならではの風情で心和みますね。

【佳山隆生のYouTube】

(広報G 佳山隆生)

世界遺産と飛鳥 (登録基準ⅲ)

 この9月に第45回の世界遺産遺産委員会がサウジアラビアのリヤドで開催されました。元々はロシアが議長国でしたが、ウクライナ侵攻によりロシアからサウジアラビアに議長国と開催地が変更となり、開催時期も一年延期されました。今回の会議で日本とのかかわりの深い「伽耶古墳群(韓国)」が世界文化遺産に登録されたことは「飛鳥・藤原」に対して追い風にも向かい風にもなると思います。今回は日本の推薦資産はありません。2024年に「佐渡島の金山」が審議され、「飛鳥・藤原」はその2年後の2026年の登録を目指しています。

 さて「世界遺産と飛鳥」の件、前回は(登録基準ⅱ)についてお話しましたが、今回は(登録基準ⅲ)をテーマとします。登録基準ⅲとは「現存するか消滅しているかにかかわらず,ある文化的伝統又は文明の存在に関し独特の証拠を伝えるもの」で、「飛鳥・藤原」においては、古代宮都の形成過程を示す東アジア文化圏内で唯一無二の証拠を示していることや律令国家としての日本の形成の証拠を示していることが登録根拠になっています。

 飛鳥時代という比較的短い期間に、旧来とは異なる建築方法や建築資材による宮都形成が飛鳥にて急速に行われ、その内容も飛鳥から藤原へと急激に進化しました。変化する過程を明確に示す宮殿跡や寺院跡や墳墓跡が「飛鳥・藤原」には地上や地下遺構として良好に残されています。その中で都城に関する遺跡に焦点をあて、コアな資産だけでなくバッファゾーンをはじめその周囲を含めた発掘状況をお報せしたいと思います。

(1)飛鳥宮跡周辺

 「甘樫丘遺跡群」を現在明日香村文化財課が調査しています。10数年前に奈良文化財研究所が「甘樫丘東麓遺跡」を調査した北東にあたり、飛鳥宮跡が見渡せる場所です。甘樫丘と言えば蘇我蝦夷・入鹿父子の本拠地です。7世紀後半の建物跡や石列や10世紀頃の木棺墓など数多くの遺構を確認していますが、建物の規模や棟数などはまだ明らかではなく、これからの調査・研究の進展が期待されています。

2022-1次調査区 総柱建物(西から)   (明日香村文化財課提供)

2022-1次調査区 総柱建物 柱穴の根石(東から)(明日香村文化財課提供)

 飛鳥宮跡では橿原考古学研究所の飛鳥京跡第189次調査が行われました。飛鳥宮は宮殿中枢部の内郭とその東南につくられたエビノコ郭、それらの周囲の外郭の三区域から構成されています。エビノコ郭には大極殿と思われる大型建物の存在が知られていました。そのエビノコ郭の建物に匹敵する飛鳥宮最大級の建物群が外郭にも存在していることが最近の調査で判ってきました。

 奈良文化財研究所は飛鳥藤原第209次調査で石神遺跡東方の発掘調査を行っていました。石神遺跡は従来は斉明朝の饗宴施設として注目されていましたが、範囲が拡がりからより多様な遺跡として調査研究が進んで行くと思います。

 飛鳥宮跡の全容の謎や各古墳の被葬者の謎だけでなく推古天皇の小墾田宮跡の場所、蘇我蝦夷の邸宅跡の場所など魅力的な謎を解明する遺構が飛鳥周辺に多く残されています。甘樫丘や飛鳥寺周辺や雷、石神遺跡周辺を含む今後の飛鳥宮跡周辺の調査が本当に楽しみです。

調査区全景
(東から、道路を挟んで画面上が石神遺跡第1次調査区)
(奈良文化財研究所提供)

掘立柱塀の柱穴と東西溝の堆積状況(西から)
(奈良文化財研究所提供)

(2)藤原宮跡周辺

 藤原京右京では橿原市保存活用課が畝傍山の北麓、六条十坊、慈明寺遺跡を調査しました。弥生時代~中世までの長い時代を経た遺跡で、藤原京の時代の遺構には西十坊坊間路、掘立柱建物や塀、井戸、溝があったようです。

 橿原考古学研究所は藤原京左京北一・二条 六・七坊(桜井市西ノ宮)を発掘調査しています。藤原京の時代の遺構としては側溝や井戸、柱跡が確認された様ですが、弥生時代の遺構として一辺9mと一辺4.5mの2基の方形周溝墓があり、周溝の中から土器も出土しました。弥生~飛鳥時代にかけての土地利用の連続性や経過も興味深いと思います。

 奈良文化財研究所は飛鳥藤原第208次で確認できた大極殿後方の基壇に関し、第210次にて基壇の規模や構造、造営家庭の解明目的の調査を行いました。結果、基壇の規模は東西50mで南北16mの大きなもので、大極殿後方回廊と接続する構造と判りました。奈良時代の平城京正殿、後殿につながる構造で、宮都の変遷を如実に伝える証拠と成り得ます。

(3)まとめ

 「飛鳥・藤原」のよい点は、このように国や県、村や大学などの多くの研究機関が発掘調査や学術研究を継続的におこなっていることにあります。日本を含め、他の東アジア諸国にも無いような6~7世紀の宮都の変遷の証拠が存在し、その証拠の発掘や研究、成果の発表を複数の研究機関が競合または協力しながら実施し続けていることに大きな意義があると思います。

 また「古都保存法」「明日香法」を遵守し、文化財を破壊するような開発や景観を損なうような土木建設事業を広範囲にわたり制限されて守られていることにも意義があります。景観の保護は行政と住民や地元に関わる業者などの協力が必要ですが、その地域コミュニティーがうまく機能しているのが明日香村の姿だと思います。

 「飛鳥・藤原」において2024年の政府推薦および2026年の世界遺産登録に向けて、資産の保護整備や観光インフラ整備などと同時に、世界遺産登録への周知・広報活動も進められています。「飛鳥・藤原」に注目と関心をお願いします。

(参考文献)

  • 令和あすか塾※(2022年9月27日)
    「石神遺跡の東方をのぞく」
    奈良文化財研究所 松永悦枝
  • 令和あすか塾※(2023年5月20日)
    「飛鳥の宮殿を掘る」
    橿原考古学研究所 鈴木一議
  • 令和あすか塾※(2023年9月16日)
    「甘樫丘をさぐる」
    明日香村文化財課 長谷川透
  • 奈良県の世界遺産と「飛鳥・藤原」
    明日香村文化財課 小池香津江
  • 甘樫丘遺跡群(2022-1 次)
    範囲確認調査 報道発表資料
    明日香村教育委員会文化財課
  • 大和を掘るNo.38
    2022年度発掘調査速報展資料
    橿原考古学研究所附属博物館
  • 奈文研ニュースNo.85
    石神遺跡東方の調査(飛鳥藤原第209次)
    奈良文化財研究所

※令和あすか塾は 飛鳥の歴史や文化学習講座。
古都飛鳥保存財団主催で年6回開催されています。

(参照ホームペ-ジ)

  • 古都飛鳥保存財団 公式サイトhttps://www.asukabito.or.jp
  • 明日香村 公式サイト
    https://www.asukamura.jp
  • 橿原市 公式サイト
    https://www.city.kashihara.nara.jp
  • 世界遺産「飛鳥・藤原」
    登録推進協議会 公式サイト
    https://asuka-fujiwara.jp

(広報G 福岡康浩)

「飛鳥・藤原」大好きな方々へ
「ご当地検定」大好きな方々へ
来る 2024年2月10日(土)に 第1回「飛鳥・藤原まるごと博物館検定」を実施します。
2月10日って何の日かご存じでしょうか?
そうそう「建国記念の日の前日」なのです。
日本の始まりを記念する2月11日「建国記念の日」の前日に律令国家日本が始まった飛鳥・藤原をテーマとした検定の第1回を実施します。
検定会場は
奈良会場:帝塚山大学
飛鳥会場:明日香中央公民館 です。
(尚、申込締切日は2024年1月26日(金)です)
詳細は 古都飛鳥保存財団のHPを是非ご覧ください。https://www.asukabito.or.jp/certification.html

新入会員さん 80字で自己紹介!

藤崎俊彦

山口県の出身です。生駒市在住、奈良の魅力に惹かれ定年退職を前に奈良まほろばソムリエにチャレンジしました。なにとぞよろしくお願いいたします。

編集後記

皆さま。こんにちは。広報グループです。ソムリエの風41号をお届けします。

今年はとても暑い夏でした。気象庁の報告でも明らかになっています。春秋が短くなり、エアコンを使わない時期が短くなったなどと異口同音に語られています。ともあれ、健康には気をつけたいものです。


 ことしも正倉院展は事前時間予約制で館内は比較的見やすくなっていました。朝の開館が8時からと1時間早くから見られるようになりましたし、金土日祝は閉館時間が遅く、ゆっくり見られるようになりました。

 

第75回正倉院展

 一方、いろいろなスポーツが盛り上がりました。プロ野球は、久々優勝の阪神タイガースとオリックスバッファローズが日本シリーズで対戦しました。第7戦まで対戦、最後は阪神タイガースが勝利、38年ぶりに日本一になりました。

さて、ソムリエの風も41号を迎えました。今回からWEB版になりました。読まれていかがでしたでしょうか?

WEB版になり、字数がかなり自由になり情報量が多くなりました。また執筆者に直接ソムリエ原稿を予定のページにアップして頂いています。

会員の皆様の投稿もお待ちしています。次回発行は令和6年2月を予定しています。

これからもよろしくお願いします。

(広報G)礒兼・今西・風間・柏尾・窪田・小林(誠)・島田・中村・廣岡・二上・福岡・藤田・松原・松森・吉川

奈良の魅力を奈良人が奈良から発信!! 京阪奈新書、あをによし文庫、奈良ガイド、自費出版