春日大社参道半ばにある「鶴の茶屋」。豊富な種類のソフトクリームなどで多くの海外からの観光客も足を止める場所ですが、ここでしか味わえない特別メニューがあります。それが「大仏うどん」です。
「大仏」と名がつくものは、以前からステーキやプリンなどがありましたが、「大仏の姿」をしているのは私の知る限り、この「大仏うどん」だけです。梅干しがおでこの白毫(びゃくごう)で、肉団子が髪の毛にあたる螺髪(らほつ)。食べるのが惜しくなります。気になるのは顔の油揚げの巾着で、なんと中からはカレーが! 仏さまがインドから伝わってきたからでしょうか。
はるかなるシルクロードまで歴史のロマンを感じさせてくれる「うどん」もそうはないでしょう。ちなみに、お店の外の紹介文には外国の方のために「buddha noodles」と書いてあるのはご愛嬌(あいきょう)。
■メモ■ 春日大社表参道バス停降りてすぐ
【奈良まほろばソムリエの会 楠田英雄】
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