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第14回 2017年04月13日掲載
春日大社南の森を散策 ―― 奈良市のささやきの小径、鷺原道


ささやきの小径(下の禰宜道)=いずれも奈良市で

 春日大社の南側にはうっそうとした森が広がっています。その森に、高畑界隈の街並みへ抜ける3本の道があります。東側から「上(かみ)の禰宜道(ねぎみち)」、中(なか)の禰宜道」、「下(しも)の禰宜道」と呼ばれています。昔、高畑の社家町から禰宜(神官)が春日大社に通うのに使われていたので、そう呼ばれています。
 「下の禰宜道」は「ささやきの小径」とも呼ばれ、南に抜けたところには志賀直哉旧居やおしゃれなカフェがあります。表参道の混雑から離れ、自然の森を静かに散策するおすすめのエリアです。
 また、飛火野(とびひの)の南側からは、表参道の瓢箪灯籠(ひょうたんとうろう)につながる「鷺原道(さぎはらみち)」があります。小川を越えるので、ちょっとした冒険気分を味わうことができますが、ところにより通行できないこともあります。


【奈良まほろばソムリエの会 中村茂一】



瓢箪灯籠横の鷺原道

■メモ■

近鉄奈良駅から徒歩約30分、あるいは奈良交通バス停「破石町」から徒歩約5分。
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