第1回「グルメサークル」(奈良シニア大学)は、奈良町の「旬彩ひより」へ

当会は6年前から毎年、奈良シニア大学(奈良校・橿原校)に講師を派遣して、授業を行っています。2022年度(令和4年度)からはこれに加え、クラブ活動として「グルメサークル」を担当することとなりました。これは同年度からスタートした「暮らしと文化」(奈良歴史部)の授業とリンクした活動として行うものです。

同サークルの初回は「野菜」をテーマとして5月9日(月)、奈良町の「旬彩ひより」(奈良市中新屋町26)で実施いたしました。講師は鉄田専務理事、アシスタントは当会の森屋美穂子さんでした。参加した学生(受講生)さんは18人(男性10人、女性8人)。

オーナーシェフの尾崎敦士さんは、「こんなにたくさんの方に来ていただいたのは、2年ぶりです」と歓迎してくださいました。この日のメニューは「野菜びより」(先付・大和の野菜いろいろ・古代米ご飯・香の物・天ぷら・自家製わらびもち)でした。自家菜園などで栽培された選りすぐりの新鮮野菜などをいただきました。

このサークルの目的は、単に「おいしいものを食べる」のではなく、「奈良の奥深い食文化を知る」こと。全員に配布した『奈良の「食」カタログ』(奈良県食と農の振興部制作)を参照しながら、大和丸なす」(奈良の伝統野菜)、「大和まな」(同)、「原木しいたけ」、「古代米」などをいただきました。

食後は鉄田専務理事のガイドで、お店周辺の奈良町を案内。元興寺、御霊神社、道祖神などを参拝し、楽しく健康的な1日となりました。次回は6月を予定しています。

文・鉄田憲男 協力・森屋美穂子