保存継承グループは、歴史と伝統に彩られた奈良が培ってきた有形・無形の文化財を後世に伝えていくことを目指し、そのために必要なことは何かをメンバーで議論しあいながら活動を続けています。
メンバーは約30名で、男女ほぼ同数、30代から80代まで多彩です。
活動は「文化財調査」「祭礼見学」「社寺等の美化奉仕」が3本柱です。

文化財調査

メーンは「文化財調査」で、県指定や市町村指定の建造物・彫刻・史跡・名勝・天然記念物などを対象に1回1年半程度の調査をこれまで4回実施。文化財ごとに現地を訪ね、保存・管理状況などをソムリエ会員の目で調べてきました。
調査結果は会報誌「ソムリエの風」で報告し、会HPに調査票などをアップ。
さらに報道発表による記事化で広く県民に知っていただく一方、県文化財行政担当課に要望書を提出して対策を提言しています。
文化財調査のページ

文化財調査
王寺町:達磨寺 石塔埋納遺構調査
祭礼見学

「祭礼見学」は県内の社寺・地域で伝わる祭礼や行事に足を運んで見学するとともに、その継承の動向を探るものです。毎回、会HP「つれづれ日記」にレポートを載せています。

祭礼見学
五條市:念仏寺 陀々堂の鬼はしり
社寺等の美化奉仕

「社寺等の美化奉仕」は会員にも参加を呼びかけて実施。境内の草刈りに手が回らない社寺などを訪ねて美化ボランティアを行い、併せてソムリエの会の存在感アップも目指しています。

美化奉仕
田原本町:多神社

連絡先 小倉つき子