WEBソムリエの風
47号 令和7年(2025年)6月1日


目次
- みんなの広場
東さんの挑戦! - 奈良まほろばソムリエ奮戦記
ならドットFM784奮戦記
匂ふがごとく 今 盛りなり!

5月3日(土・祝)雲1つない青空のもと、平城宮跡で天平行列が挙行され、約80人が参加しました。これは2023年まで続いた「平城京天平祭」の目玉行事でしたが、奈良県と奈良市の助成が打ち切られたため、昨年からは規模を縮小し、「天平への誘(いざな)い」と題して、継続されています。

今年は、鎧(よろい)を身につけた衛士(えじ)隊も新たに加わり、行列を彩りました。また大阪・関西万博の県催事「ALL NARA FESTIVAL」(EXPOアリーナ、5月27~29日)でも、約60人による天平行列が行われ、注目を集めました。(専務理事 鉄田憲男)

クイズ大会「ゆきまるQ」に協力
2月11日(火・祝)、当会と王寺町観光協会が共催する「第5回 ゆきまるQ」が、リーベルホール(リーベル王寺東館5階)で開催されました。今年からは当会のほか、浮世博史先生(西大和学園社会科教諭)が問題を作成。激戦の末、昨年と同じく、地元の「王寺観光ボランティアガイドの会」が見事、優勝されました。


私の「推し」のプレゼン大会(旧・研究発表会)
2月24日(月・祝)、ホテルリガーレ春日野で、私の「推し」のプレゼン大会を開催しました。前半は、当会会員の磯村洋一さんの講演「大和路の芭蕉句碑を巡る」。後半は保存継承グループによる「魅せられた、かくれ文化財たち」と題し、同グループが行った市町村指定文化財の調査結果を発表しました。いずれも詳細は、当会ホームページのトップページに「研究発表主旨」として掲載されています。

なお、文化財調査の結果は、毎日新聞に取材していただき、5月9日(金)付の奈良版で、〈かくれ文化財どう守る 「奈良まほろばソムリエの会」調査〉の見出しで、大きく取り上げていただきました。

「酒蔵見学」が復活!(啓発サークル)
奈良は、清酒の発祥地。担当理事の急逝により中断していた「酒蔵見学」が、このたび復活しました。3月22日(土)、橿原市御坊町の「喜多酒造」を訪問。当会きっての左党18人が参集しました。見学のあとは、近鉄橿原神宮前駅構内の「酒屋みよきく」で、昼飲みを楽しみました。
※詳しくは、つれづれ日記をご覧ください。https://stomo.jp/20250407-html/

飛鳥地域プロガイド二期生に、当会から3名輩出
3月26日(水)明日香村役場で、飛鳥プロガイド二期生の認定式があり、当会から3人の女性会員が新たに認定されました。写真向かって右から山﨑愛子さん、平井真知子さん、田中淑恵さんです。飛鳥・藤原地域では、来夏の「飛鳥・藤原の宮都」の世界遺産登録をめざし、体制整備を行っており、今後の活躍が期待されています。

自主勉強会」、好評開催中!(啓発サークル)
啓発サークルの自主勉強会が、新シリーズを続々と展開中です。1月~3月は「観光振興」がテーマでした。1月13日(月・祝)は、奈良県観光局観光戦略課の山裕成(やま・ひろなり)さん、2月9日(日)と3月9日(日)は、南都経済研究所主席研究員の丸尾尚史(ひさし)さんをお迎えしました。新年度となった4月19日(土)と5月18日(日)は、『万葉集』をテーマに、奈良大学文学部准教授の鈴木喬(たかし)さんをお迎えしました。

今後は、6月15日(土)は、奈良仏師の折上稔史による仏像彫刻体験、7月19日(土)と9月13日(土)は、薬師寺主事の髙次喜勝師による講話を予定しています。
旭堂南龍さん〈もらった元気 次は観客に〉

当会会員で「奈良まほろばソムリエ」資格を持ち、奈良市観光大使の講談師・旭堂南龍さんが、5月17日(土)付朝日新聞奈良版「じもひと」欄で、大きく紹介されました。2011年から奈良テレビ放送「ゆうドキッ!」にレギュラー出演し、ソムリエにも一発合格。2018年には真打ちに昇格されました。奈良は古いものがよく残り「また新しい人がそれを目の当たりにしたときに、癒やしに、元気の源になる場所」と語っておられます。
西方院(唐招提寺子院)の特別公開に、ガイド協力

県の「祈りの回廊」(秘宝・秘仏特別開帳)事業として、5月20日(火)~26日(月)、唐招提寺の子院・西方院(さいほういん)で、快慶作の阿弥陀如来立像が特別公開されました。県観光局から依頼があり、当会会員から希望を募りますと、またたく間に定員が埋まりました(1日3人のガイドと、控えが1人)。これに備え、3月13日(木)と17日(月)には、同院で説明会が開かれました。
「FMまほろば」に出演中!

磯城郡田原本町のFMまほろば(79.5MHz)は、2024年4月に開局されたコミュニティ放送局で、スタジオは近鉄田原本駅前の「トモルテたわらもと」2階にあります。当会は、4人のメンバー(鉄田、本田倫子さん、大江弘幸さん、西慶子さん=出演日順)が3ヵ月交代で、15分番組「奈良まほろばソムリエの会 presents まほろば再発見」に出演しています。
本放送は第2火曜日17:20から、再放送は第2土曜日12:25からです。地元にまつわるウンチクと、奈良検定2級問題などから作ったクイズを出題しています。音源は当会ホームページのトップページにも貼っていますので、ぜひお聞きください。

奈良テレビ放送「ゆうドキッ!」、毎月第2水曜日に出演

2019年9月から、当会会員が出演している「ゆうドキッ!」、番組改編に伴い、原則として毎月第2水曜日、18時過ぎからの「推し奈良」コーナーに出演しています。写真は友松洋之子さんご出演回のスタジオ風景です(4月4日放送)。

ソムリエ合格者向け 入会説明会、合格祝賀会を開催!
5月25日(日)、ノボテル奈良で、2025年の「奈良まほろばソムリエ検定」で、奈良まほろばソムリエに合格した方向けの「入会説明会」「合格祝賀会」を開催しました。説明会には、合格者17人、既存会員27人の合計44人、祝賀会には合格者14人、既存会員26人の合計40人が参加しました。当日の様子は、次回の「ソムリエの風 第48号」で、詳しくお知らせいたします。


「やまとの神さま執筆者向け説明会」2025
5月31日(土)、今年度も、毎日新聞奈良版連載の「やまとの神さま」(毎週木曜日)の執筆者向け説明会を開催しました。約40人の執筆者のうち、初めて執筆される方を中心に、21人が参加。皆さん、熱心にメモを取られていました。予定では2027年1月に終了する予定ですが、今も募集を継続しています。地元で大切に守られている鎮守社などがあれば、鉄田のメールアドレスに、ご一報ください。なお連載終了後は、書籍として刊行する予定です。

「サロン・ド・ソムリエ」に、いらっしゃい!
当会会員による「講演会」と「懇親会」を組み合わせた交流の場、サロン・ド・ソムリエは、2023年9月に発足し、以来、毎年6回(奇数月に1回=土日祝日)、開催してまいりました。次回(本年7月)で、はや12回目を数えます。毎回16時から講演、17時から懇親会で、講演のみのご参加は無料、懇親会は@3,000円です。今後の予定は、以下の通りです。たくさんのご参加をお待ちしています。
7月20日(日)吉川康司さん「忍坂街道」
9月23日(火・祝)新島弓美子さん「西洋絵画」
11月8日(土)鉄田憲男「豊臣秀長」
1月17日(土)森本泰広さん「初瀬街道」

各グループからのトピックス
ガイドグループー奈良県ボランティアガイド連絡会研修会 幹事
令和6年度奈良県ボランティアガイド連絡会研修会が開催されました。奈良県各地でボランティアガイドを行う31団体が連絡会を構成しており、毎年ガイドのスキルアップ・各団体間や県との交流を目的として研修会を行っています。令和6年度の研修会は、奈良まほろばソムリエの会のガイドグループが開催を主宰し12月20日に奈良公園バスターミナルレクチャーホールで午前に講演会を開催し、午後から3コースに分かれてエクスカーションを行ないました。
当日は、各団体から会場が満席となる約290人の参加があり、公門連絡会会長、渡辺奈良県観光戦略課長、豊田当会会長の挨拶に続き、森下惠介講師による講演会が「奈良観光史のあゆみ」をテーマに開催され、興味深く聞き入っていました。
午後は開催団体が近隣をガイドするエクスカーションが催され、「ならまち」、「きたまち」「春日大社燈籠巡り」の3コースに分かれて実施されました。ガイドグループではこれまで一度に約100人参加規模のガイドが最大でしたが、このエクスカーションでは3コース合計で26班を組成し、合計で208人とこれまでの経験をはるかに上回る参加者をガイドすることができました。
この研修会の準備は4月ごろから開始し、日程、会場、講演会講師、エクスカーションコースなどの検討を経て、会場下見、エクスカーションのコース下見と資料作成・印刷、名簿整理・班分け、当日の受け入れ態勢構築、予算管理など、ガイド・スタッフ合わせて総勢約50名が協力して行いました。
この研修会に関するアンケートの結果は、回答数のうち“満足”・“やや満足”が95.2%という高い評価を頂きました。ただ、講演時間がややオーバーしたことが反省点とされました。この研修会での経験を糧に、より一層のガイドのスキルアップを図るようにしたいと考えています。関係者のご協力ありがとうございました。(ガイドグループ 三宅理事)




講演講座グループ-若草サロン活動
若草サロンは、2カ月に1回の頻度でテーマに応じて各地区で開催しています。立派な資料を準備する必要は無くみんなでワイワイとテ-マを深堀りしてゆくサロンです。
今年は、2月に学園前の会場で梶本さんから「最新のゲノム情報から渡来人の実態に迫る」というテーマで開催しましたが、古代DNAは近年非常に注目をされているテーマですので白熱した議論が交わされました。
この後は、18名のメンバ-で同じビルにある居酒屋の魚民で新年会を開き親睦を深めました。


4月は辰巳さんより川西町結崎で『島の山古墳の被葬者に迫る!』というテーマで開催しました。メンバー16名でまず、延喜式神名帳にも記載のある由緒ある糸井神社を訪問しました。社殿には多くの絵馬があり、太鼓踊り絵馬やおかげ踊りの絵馬から雨乞いの様子などを宮司様より詳しくご説明いただきました。その後、島の山古墳を見学し、コミュニティサロンで被葬者について意見を交換しました。島の山古墳が微高地にあることや、この地が新羅系渡来人(秦氏等)が入植した地であることも知り、やはり現地で話を聞くとリアリティがありました。次回は6月開催です。ご興味のある方はぜひご参加ください。公民館講座サークル梶本まで。


(講演講座グループ 梶本恵三)
みんなの広場
東さんの挑戦!
奈良マラソン参加における『超私的』経済効果
毎年12月奈良を走るイベント「奈良マラソン」が行われる。
私はマラソンなどやったこともなく、走りたいとも思わない。しんどいし寒いし疲れるし、何が楽しいんだか。
だが、奈良ソムリエの試験に合格し調子に乗っていた頃にうちの娘が言った。
「ソムリエやのに奈良マラソンは走らへんの?」
正直、奈良ソムリエとマラソンはあまり関係がない。マラソンなんぞ学生時代に体育の授業などでしか走ったことがなく、何かスポーツを続けているわけでもない。しかしソムリエに合格した私のプライドが言った。
「いや、ソムリエやからフルマラソンを走るよ」
引くに引けなくなった。
かくして、やったこともないマラソンに挑戦することになる。
結果を先に申し上げると、フルマラソン、初挑戦無事に完走。ソムリエとしての面目を保った。

6月のエントリーに始まったマラソン挑戦は12月8日の大会当日までの169日間。
さまざまな装備を整え、毎日足の痛みと闘いながら練習し、接骨院に通い・・晴れて無事にゴールテープを切った。
しかしながら、それなりにお金もかかったかな、と。
先日、ソムリエの会主催「奈良の観光を考える」がテーマの自主勉強会に参加した。奈良県の経済についてのお話である。「観光」をテーマに観光の現状や観光産業の構造、経済波及効果などについて講義を受けた。
大変興味深く、貴重なお話を拝聴させていただいた。我々は奈良の経済を活性化せねばならない。
マラソンはお金じゃない。お金じゃないけど、それに伴う対価はいかほどになった?対価・・ひいては奈良県の経済に私はどれほど貢献したんだろう?どれほど経済効果があったんだろう。勝手に考えてみた。
またこのデータがこれからマラソンを始めたいと思っている方の参考になれば嬉しく思う。
まずはエントリーすることから。ネットでアクセスし、エントリーする。エントリー代は13000円。さらにゼッケンに名前を入れる(任意)とプラス500円。手数料742円。合計14242円。これが高いと思うか、安いと思うか。
少し比較してみる。
・ユニバーサルスタジオジャパン 入場料 11900円(2025年5月現在)
・奈良マラソン エントリー代 14242円(2024年度)
ユニバーサルは1日で11900円。それなりには楽しいが、待ち時間などがあり、実働時間にするとアトラクション1つ当たりのコストは高い。
奈良マラソンはエントリーしてから大会当日まで、練習などを含めて169日間楽しめる。1日当たりでは約84円。破格に安い。参加賞として2024年は奈良国立博物館所蔵の伽藍神立像(走り大黒)がデザインされたかっこいいTシャツがもらえた。完走後には完走メダル、オリジナルバスタオル、ドリンクなどがもらえた。給水所ではスポーツドリンクや柿の葉寿司、ぜんざいなど飲食出来る。ボランティアの方も多数参加され、沿道の声援も温かくとても楽しい。14242円では安すぎる。
しかしながら、大会までの169日間はそれだけではなく、たくさんの出費があった。なんせマラソンど素人。色々やってみた。
★橿原アルルのスポーツ用品店でランニングシューズなどを購入する。
・ナイキのかっこいいランニングシューズ 14999円
・かっこいい帽子 2980円
・ランニング用靴下 660円x2足 1320円
・その他雑貨 1500円
★日々のトレーニングのためにチョコザップに入会し通う
・チョコザップ 3278円x7か月 22946円+入会金3000円+手数料2000円
★練習で夜な夜な外を走る為に購入
・音楽を聴くためのイヤホン 9000円
・スマートウォッチ 5000円
・反射板 500円
・ランニング書籍 2冊 2000円
★練習中、足を痛める。治療と回復の為に
・鍼灸整骨院代 24640円(8回分の回数券)
・夜中の通販でついつい買ってしまった「キューサイ膝サポートコラーゲン」 5447円
★奈良マラソン参加者用に奈良マラソン実行委員会が主催する勉強会「ランニングクリニック」に参加する
・参加費 1500円(勉強できるし、だれかと一緒に走る楽しさも体感できる)
★大会当日、快適に走る為に
・カイロ、ワセリン(衣擦れ、保温用に)、眼鏡ずれ止め等諸々の購入 1000円
・エナジードリンクセット 1000円
★応援に来てくれた家族、親族と広陵町の焼肉店「神城」で完走を祝う打ち上げ食事代(何故かこちら持ち)
・打ち上げ焼肉代 49500円



以上が私が奈良マラソンにエントリーしなければ発生していなかったであろう費用である。合計すると16万2574円。そして、これが奈良マラソン参加による私の奈良への経済貢献金額である。よくよく見ればまずまずの出費である。しかしこれを一日あたりで割ると1日あたり962円。それでもユニバよりはるかに安い・・
もう少し範囲を広げてみる。フルマラソン参加者の支出金額が一人当たり約16万円として、今回のフルマラソンの参加者は約12000人。単純計算で160000円X12000人 合計で約1億9200万がフルマラソン参加者による支出金額となる。
もちろん上記計算は、あくまで私と同じような参加者ばかりが12000人だった場合である。
私の場合、ど素人からのスタートであったため、初期費用の部分が大きく、またケガ治療の費用も掛かった。競技をされている方であればもっと安く参加できるであろう。しかし、県外からの参加者など、前日から前乗りで奈良に宿泊された方や、奈良に来県したついでに宿泊、観光旅行された方もおろう。遠方から新幹線などで来られた方もおろう。
また奈良マラソンのイベントはフルマラソンだけでなく、ほかにも10㌔マラソンやペアマラソンといった種目や、イベント会場での物販などもあり、イベントを通じての経済活動はもっと沢山あるだろう。
参加者だけでなくそれに伴う人の流入出による交通費や、応援に来てくれた家族や友人が奈良で使ったお金や商品。個人では日々トレーニングの為のスポーツジム代やサプリメント代など、たくさんの経済活動が絡んでいる。1つのイベントが創出する経済波及効果の金額は極めて大きい。
そして、このようなイベントを機に他府県の方や外国の方々に再来県していただけるよう、イベント主催者も参加者やボランティアの方々も頑張っているのである。もちろんわれわれソムリエの会の会員もそのような思いで日々知識と技術の研鑽を積んでいる。私自身もこのような文章ででもその一翼を担えればいいなと思う。
奈良の経済が潤い、奈良ファンが増えればいいな。
本当の経済効果の計算は非常に複雑で、このような単純なものではない。だからあまり軽々しくは言えないけれども、どうにか貢献できないかの思いから今回の文章となった。
各々がすぐにでも実行できる経済貢献。奈良県の経済を潤すのならば奈良県内、奈良の町内で消費すること(地産地消)が奈良の経済への貢献となる。だから買い物や食事は必ず県内ですることから始めてみませんか。マラソンを始めてみようという方がおられましたら、マラソンの装備買い揃えや打ち上げの食事は奈良県内でやろう。
最後に誤解の無いよう言っておきたい。
マラソンはお金ばかりがかかるつらいだけの競技ではないということ。
後日に機会があればレポートしてみたいが、奈良マラソンの後に開催された「飛鳥ハーフマラソン」にも参加した。初期費用は掛からず、ケガなどもなかったため、その際にかかった費用はエントリー代6330円と打ち上げ食事代5600円の合計11930円だけであった。
また、なにより走ることは楽しい。説明はしにくいが爽快感や達成感、充実感が味わえる。健康維持やストレス解消にも役立つ。ジョギングで十分。健康寿命は大切だ。
今回のマラソン参加は単なる目標であり目的ではない。何も考えずに走る。ただそれだけのこと。
色々出費や苦労はあったけれど、足の痛みがなくなった今、奈良マラソンは楽しい思い出しか残っていない。
今回はお金の話ばかりで申し訳ない。
けれど思い出はプライスレス。





(広報グループ 東 宏行)
奈良まほろばソムリエ奮戦記
ならドットFM784奮戦記
皆さんご存じですか「奈良学校」を。と言っても奈良県北部を中心に展開しているFM放送局「ならどっとFM」の番組「784WAVE」のワンコーナーである「奈良学校」のことですが。
実は2023年1月から私たち奈良まほろばソムリエの会のメンバー3名が、交替でこのコーナーを担当しています。
放送は毎週月曜日の17時から17時30分までが「奈良学校」コーナーの時間です。

話の内容は、私たちの大好きな奈良のことを全国の方々にもっと知って頂くために、楽しく、おかしく、たまには真面目にお話ししています。
ん?全国って?と聞き返したくなりますよね。放送局はローカルでも、最近はインターネットで地方のFMラジオも聴取が可能なんです。
FMファンの方ならすでにご存じですね。
奈良の方ももちろんたくさんいらっしゃいますが、関東のヘビーリスナーの方も多いのですよ。
昨年の7月に東京新橋の奈良まほろば館で講座をさせて頂いた際に、「奈良学校」コーナーで告知させて頂いたら、当日リスナーの方が3名も来場して頂きました。なので関東の方々にも影響は大ですし、皆さん熱心な方が多いですよ。
このコーナーも始まってから2年半も経つと、お便りもどんどん増えてきました。
お話のベースとなるのは奈良まほろばソムリエ検定テキスト本から、エリアを決めてエリア内の史跡を順に1カ所ずつお話ししています。
番組構成は、まず12~3分ほどその日に予定している史跡のご案内をした後、お話の中から3択クイズを出すのですが、この回答がまた早い。
答えは何番でしょうかと言い終わるや否や、すぐに回答メールが入ります。いつものメンバーが競ってお便りを添えて回答してくれます。
皆さん楽しみにして頂いているのがよくわかり、出題の作成にも力が入ります。

MCはチコさん、ベテランのアナウンサーで、朗読劇などの活動もされていて、可愛い声となめらかな滑舌に加え明晰な頭脳で、私たちの話をうまく拾い挙げて気持ちよくおしゃべりをさせて頂いています。ただ某公共放送のチコちゃんのように、あまり叱ってくれないのが残念ですが。
アシスタントは、佐々木翔子さん、シビアな時間管理で少しでも気を抜くと、的確に且つ優しくチェックが入り軌道修正してくれる可愛いお嬢さんです。
そして我がソムリエの会からは、安定感のある口調でツボを押さえたお話はさすがのベテラン、青木章二さん。
軽妙な口調でユーモアたっぷり、たまにチコさんを笑わせすぎて、放送事故にもなりかねない西川誠さん。
そして、リスナーが笑顔になってくれるようなお話を心掛け、チョット早口が玉の傷、成り行きはチコさん任せの私西川年文です。
聴き方は、パソコンまたは携帯で「サイマルラジオ ならどっとFM」と入力頂くとオンタイムの放送を聞くことが出来ます。
皆さんもお時間があったら、是非お聴き下さいね。

また、餅飯殿センター街にある、ならどっとFMのスタジオでお話ししていますので、前を通られた際は手でも振って下さいね。
これからもFMラジオを通じて全国の皆さんに、もっと奈良の良いところを知って頂くため、発信し続けることが出来れば幸いです。
(講演講座グループ)西川年文
シリーズ「魅力ある飛鳥・藤原」
魅力ある飛鳥・藤原③ (飛鳥時代後半…白鳳時代1)
2025年1月28日に資産名称は飛鳥・藤原の宮都」が正式推薦されました。2025年の夏頃ICOMOSが専門調査を行う予定です。そして2026年春~夏頃にICOMOSが世界遺産センターを通して4段階の勧告を行い、その勧告を元に世界遺産委員会にて審議決定されます。世界遺産リストに早く載って欲しいものです。さて飛鳥後半を文化史的には白鳳時代と呼ばれています。前回「乙巳の変」を紹介できていませんでしたので今回「乙巳の変」を含めます。この時代は事柄が多すぎるため、白鳳時代1と白鳳時代2に分け、今回は「白鳳時代1」をご紹介いたします。
(1)出来事
①乙巳の変~大化の改新
643年、蘇我入鹿が皇族の山背大兄皇子を討つという暴挙にでるなど入鹿の専横が目立ちます。入鹿の専横を懸念した中臣鎌足が飛鳥寺西門広場の蹴鞠で中大兄皇子に近付いて仲間になり、談い山(談山神社裏山)で蘇我本宗家を排除する計画を練りました。そして蘇我傍系の蘇我倉山田石川麻呂まで引き込みます。645年に飛鳥板葺宮で蘇我入鹿を殺害する「乙巳の変」がおこりました。その時に撥ねられた首が跳んだ場所として「入鹿の首塚」や「気都和既神社」が明日香村内に伝承として伝わっています。
甘樫丘の自邸「上の宮門」で蘇我蝦夷は自害し、その後、古人大兄皇子が誅殺されました。


②壬申の乱
672年7月24日(※旧暦6月24日)に、吉野に潜んでいた大海人皇子がついに出立しました。そして名張、伊賀とへ進み、柘植辺りで高市皇子軍と合流します。飛鳥では近江朝が兵を集めましたが、7月29日(旧暦6月29日)に、大海人側の大伴吹負が挙兵し、近江朝の指揮権を奪取し将軍に任命されました。伊賀から美濃に歩を進めた主力軍は不破の関(関ケ原辺り)で近江軍を打ち負かしました。大和へも援軍を送り厳しい戦いを強いられていた大伴吹負と合流し、箸墓の戦いなどで勝利して大伴吹負が大和を鎮圧しました。一方、関ケ原で勝利した主力軍はその後息長横河に勝利し、8月20日(旧暦7月22日)に瀬田橋の戦いを制することで天武側の勝利が決まりました。
※旧暦…当時の暦は「元嘉暦」で、現在に旧暦と呼ばれる江戸時代末期の「天保暦」とは異なります。
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(2)遺跡
①甘樫丘
(前回記事と重なりますが…)蘇我蝦夷が自害した「上の宮門」と入鹿の邸宅「谷の宮門」が甘樫丘にあったとの日本書紀記述から、奈良文化財研究所が「甘樫丘東麓遺跡」を、明日香村文化財課と関西大学が「甘樫丘遺跡群」を発掘調査しています。まだ蝦夷・入鹿の邸宅と確定される跡は検出されていませんが、今後の調査が楽しみです。
②水落遺跡
近江大津宮で天智天皇が671年6月10日に漏刻を用い鐘を鳴らしました。これを記念して6月10日が「時の記念日」になりました。実はその11年も前に中大兄皇子が飛鳥に漏刻を設置しています。660年の旧暦5月に漏刻を設置し使用した跡が水落遺跡です。記紀等の文書に特定の日の記録がないため「時の記念日」にはなりませんでしたが、初めての漏刻を設置した跡が飛鳥に残されています。

③飛鳥宮跡
前回、後岡本宮をお話しましたが、後岡本宮は飛鳥宮跡Ⅲ-A期で内郭(197m×152m)のエリアがそれにあたります。その内郭は飛鳥宮跡として一般に写真に紹介されている「大井戸跡」を東北隅に、南、西に拡がっています。明日香村の珈琲店「珈琲さんぽ」の北側辺りが内郭の南門にあたります。そして天武天皇の飛鳥浄御原宮は飛鳥宮跡Ⅲ-B期にあたり、内郭の東南辺りにエビノコ郭が追加造成され、内郭、エビノコ郭の周囲に外郭が形成されています。
内郭は現在でいう御所のようなものですが、A期からB期に時代が下るにつれて少しずつ天皇家の公私の比率が変化していったようです。内郭の正殿は日常的な政務、エビノコ郭の正殿は国家的政務を行なう大極殿跡と推定されています。昨年から今年にかけ内郭の北側に隣接した外郭のエリアで、四面庇の当時最大級の建築物跡が見つかっています。以前に確認された建物と合せ三棟の大型建物はもしや皇后時代の持統の住居かも…とか、天皇になってからの持統天皇の内裏ではないかなどとも言われています。この飛鳥宮跡の調査を継続的に行っているのが、橿原考古学研究所です。

④石神遺跡東方の調査
小墾田宮の候補地でもある石神遺跡東方ですが、最近 天武朝時代の東西塀の東延長部と、北へ折れる北塀を奈良文化財研究所の調査で新たに検出しました。これにより、この時代のこの遺跡の区画の東南隅があきらかにすることができたとのこと。もちろん近江に漏刻自体は移動して天武朝の時代には既にありません。この辺りは推古天皇の時代から舒明天皇、斉明天皇時代へと変貌し、また天武天皇・持統天皇の時代にも大きく様変わりしていました。何かにつけ重要な地域だったと思われます。

⑤烽(烽火台遺跡)
663年の白村江の敗戦後に、「防人」や「烽」が整備されました。「烽」とは40里離れた位置に設置して情報伝達を行なうシステムで、夜は藁、乾草を縛って松明を差し込んで火をあげ、明るい昼はよもぎや藁や生柴をまぜて煙を放ち、それによって信号を送ります。飛鳥地域の烽火台の遺跡としては「森カシ遺跡」「佐田タカヤマ遺跡」などがあげられます。近年王寺町の明神山プロジェクトとして明日香村などから明神山の烽火による情報伝達実験が行なわれています。
(3)「白鳳時代1」の人物
①中臣鎌足と天智天皇
人間的には好き嫌いが分かれるでしょうが、テロともいえる「乙巳の変」を遂行した鎌足と天智。その政治遂行力はやまり凄まじいと思います。
②天武天皇と持統天皇
「律令国日本」の創成をこの夫婦がやり遂げました。古代「東夷…倭国」が国家「日本国」として認知されるレベルにようやく立ったのです。
③語り部 額田王
万葉歌人として知られている彼女の万葉歌は12首。大伴家持や柿本人麻呂の300~400首に比べるとはるかに少ない数です。
斉明天皇や天智天皇、天武天皇(大海人皇子)との関りや、大海人皇子との間に生まれた十市皇子や十市の夫の大友皇子、十市と大友の子の葛野王など、この時代の主要人物と深い関りのある魅力的な人物で、万葉歌人と言うよりもまさに白鳳の歴史人そのものです。
(4)魅力ある謎
現在明日香村内の調査区の大半がこの時代の遺構です。発掘調査をするごとに史実が確定したり、新しい謎が出てきたり話題が尽きません。奈良文化財研究所や橿原考古学研究所、明日香村文化財課、橿原市文化財課、各大学など常に発掘作業を行い発掘成果があれば現地説明会など行われています。伝承と歴史に挟まれた飛鳥時代は専門家たちも素人史家たちもうんちくを語るのにぴったりの魅力ある時代ですね。
(広報グループ 福岡康浩)
シリーズ鉄道 「今も現役の鉄道遺産」
今も現役の鉄道遺産(王寺駅周辺編)
これまで、廃線になった鉄道の遺産を、紙の「ソムリエの風」で紹介してきましたが、今回は、今も現役で使われているものを中心にご案内したいと思います。(一部、過去の記事と重複しますがお許しください)
奈良県の鉄道の歴史は、明治23年(1890年)12月の「大阪鉄道」(現:JR大和路線)による奈良-王寺間の開業に始まります。
その後、王寺から大阪方面、和歌山線、桜井線などが順次開業し、現在のJR路線網のほとんどが明治時代に形作られました。
大正に入ると、元年(1912年)の、吉野軽便鉄道(現:近鉄吉野線)の吉野口-六田を皮切りに、大正3年(1914年)の大阪電気軌道(現:近鉄奈良線)の上本町-奈良間など、現在の近鉄の路線網が拡大していきます。
このようにして広がった奈良の鉄道に残る現役の遺産を幅広く紹介しようと考えましたが、JR奈良駅周辺は高架化、近鉄奈良駅はずいぶん前に地下化、富雄駅北側のレンガ造りの「変電所跡」も先年解体されました。
そのため、最も古いものが今も多く残るのは、王寺駅を中心としたエリアということになります。
その王寺周辺の鉄道の開通時期を図で示そうと地図の作成を試みたのですが、うまくいかず悩んでいたところ王寺町のHPで下記の地図を見つけたので利用させていただきました。(王寺町さんありがとうございます)

まず、JR王寺駅の改札内から。ホームの屋根を支える柱に本来の役目を終えた古いレールが使われている例は全国各地に見受けられますが王寺駅でもいくつか見つかります。
北寄りの1番線ホーム(奈良方面行)の待合室付近にある柱は白く塗装されているのでわかりにくいですが、目を凝らしてよく見ると 1890 1896 の表記が。開業当初に使われていたレールの再利用と思われます。(おそらくイギリス製)



更に今回、和歌山線用の4・5番線ホームでも古レールを見つけました。こちらは1922年製と少し時代が下ります。これ以外にもまだまだ見つかるかもしれないので是非探してみてください。
王寺駅は古レールの柱だけではなく、2・3番線ホームの木造の屋根も味わいがあります。木材を三角に組み合わせたトラス構造の屋根を、あとから補強するように添えられた木材からは、古いものを大事に使う気持ちが伝わります。
その中でも、一部の柱は両脇の補強に先んじて、真ん中の木材に経年の雨などで腐食した下の部分を取り替えたとみられる痕跡があります。まるで法隆寺の国宝の回廊の柱の「根継ぎ」での修理を思わせます。



昔のプラットホームは今よりもずいぶん低く、列車に乗り込むには「ヨイショ」と一段上がり、乗り込んだ列車内にもさらに段差がありました。(今も万葉まほろば線や、関西本線加茂駅以遠のホームには段差が残っています)
時代が下るにしたがって、ホームもかさ上げされ、車内の段差も少なくなり、近年はほぼフラットでの乗降が可能ですが、その低かったころの痕跡がわかるレンガ積みのホームの跡が、王寺駅を中心としたJRの駅では今もあちこちで見ることができます。


王寺駅の西改札を出て、西に向かい、左折して近鉄生駒線の踏切を渡ると、JRの広い駅構内をくぐる「関西本線第一井路開渠」(通称:カルケット)があります。
井路とは用水路のことで元々は1891年(明治24年)の開業時に周辺の水田に水を引くために作られたようですが、今では駅の南北を結ぶ生活道路となっています。内部にはレンガ積みの側壁が立派に残り、狭い通路の上を走るJRの橋げたには「橋りょう名」「支間1M98」とペンキ書きがあり、短くても立派な「鉄橋」であることがわかります。




時が下り1918年(大正7年)には大和鉄道(現在の近鉄田原本線)新王寺-田原本間が開業します。
少し前に、開業100年を記念して、濃いグリーンと赤、それぞれ単色の記念塗装車両が運行されていたことを覚えている方も多いのではないでしょうか。
田原本線は新王寺を出ると、坂を上りJRの線路や道路を跨ぎます。これらの橋は短いですが両側を重厚な石造りの橋台に支えられており一見の価値があります。


この2つの橋を過ぎ、大和田方面に少し歩くと、住宅地の中に築堤(盛り土の土手)にあけられた小さいトンネルがあります。
何のために?と思いますが、これも先ほどのカルケットと同様に用水路として作られたものが、生活道路として生き残ったようです。


https://home.oji-kanko.kokosil.net/wp-content/uploads/2023/05/4f5085477903414bf8f29b18ff3cd136.pdf
次に王寺駅から少し離れて、大和路線を法隆寺方面へ。第一大和川橋梁(45号にも書きましたがJR大和路線は、大和川を6回渡ります)の東側、細い道路にかかる鉄橋の橋台は美しいレンガ積み。130年以上にわたり上を通過する列車を支えています。


この場所と同じ1890年に開業した王寺-奈良間にはまだまだこのような遺産が残っているかなと思い、線路が跨ぐ水路を見つければ、今後も下を覗いでいこうと思っています。(広報:小林 誠一)
おすすめの本

奈良の食文化研究会編著「奈良にうまいものあり!~伝えたい郷土の味100話」
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目次
はじめに
第1章 郷土料理
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第3章 奈良県を代表する食材 ―魚・肉・果物・茶・野菜―
第4章 加工品
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第6章 社寺の食事 ー行事食・精進料理などー
巻末 奈良県「食」のお役立ち情報
志賀直哉が「奈良にうまいものなし」と書いたことから、その言葉が一人歩きしていた奈良。実は、直哉は、その後の文章で豆腐や肉など奈良の食のいくつかを絶賛しています。「食い物はうまくない」は、奈良の風景や自然に比べての一種の謙遜でしょう。
この本は「もう、うまいものなしとは言わせない。」と、イメージを払拭するために、各分野の食の達人が渾身の筆で奈良の食文化の魅力をあらためて紹介。
子どもの頃から親しんだ郷土料理である柿の葉寿司やそうめん、茶粥などとともに、かき氷やブランドイチゴなど現代の新しい食文化まで、ページをめくると生唾が出そうな「うまいもの」が次々と出てきます。
それとともに、社寺で古くから行われてきた行事食、儀式食の紹介など、奈良の歴史と伝統を理解する上でも、必読の一冊。
庶民から神様まで、奈良の食文化の伝統をあらためて感じ、読書の後は、実際に食べに出かけてはいかがでしょうか。
ちなみに、選者のイチオシは、「清酒発祥の地奈良のうま酒」のページ。今宵も奈良の酒蔵の飲み比べで、一献傾けたいと思います。
(広報グループ・啓発サークル(うまいもの担当)今中奈穂)
寄付金のお願いをいたしましたところ、会員の皆様からたくさんのご寄付をいただきました。誠にありがとうございました。引き続きご支援を賜りますようお願い申し上げます。
なお、個人情報保護の観点からお名前の一部を非表示とさせていただいております。
○令和6年度下半期寄付金受け入れ(敬称略) 豊田(敏) 1名
○令和6年度通年での寄付金受け入れは 合計 7名 131,550円となりました。
編集後記

早くも6月ですね。もう一年の半分が過ぎようとしています。2月に46号を発行してから、3月、4月、5月とあっという間でした。5月のことを「皐月(さつき)」といいますね。
この名前の由来には諸説ありますが、最も有力なのは、古語で稲を植えることを意味する「さ」を使って、稲を植える時期であることから「さつき」としたという説です。
また、漢字の「皐」は「神にささげる稲」という意味が込められているといわれています。6月の水無月も同様に、暦や二十四節気には農耕文化に由来する用語が色濃く残り、日本文化に深く根付いていますね。その暦を預かり、絶対的な権力を担っていたのが大王です。こう考えると、日本はやはり太陽神の崇拝の国であると改めて感じます。
あと半年、皆様におかれましては、奈良ソムリエの活動を通じて親睦を深め、健康を維持しながら元気に参りましょう。
会報紙「ソムリエの風」47号も、会員の皆様のおかげで無事発行できました。「各活動グループからのトピックス」も軌道に乗りそうです。各活動グループには広報の特派員を派遣させていただきました。ガイドグループは藤崎さん、啓発グループは今中さん、保存継承グループは東さん、女性グループ(ソムリエンヌ)は阪本さん、その他は吉川です。記事の投稿につきましては、特派員の皆さんに気軽にご相談ください。皆様からの積極的なご投稿を心よりお待ちしております、よろしくお願いいたします。
(広報編集者)東・礒兼・今中・風間・柏尾・佳山・窪田・小林(誠)・阪本・島田・中村・仲村・野原・廣岡・福岡・二上・藤崎(俊)・藤田・松原・松森・吉川
(広報グループ 吉川和美)