2022(令和 4)年 4 月
NPO法人 奈良まほろばソムリエの会
保存継承グループ 作成
史跡
- 史跡:滝寺の磨崖仏=奈良市大和田町滝臺1640番地の2
指定1979年3月23日、調査2021年10月10日
所有者・管理者=奈良市大和田町
【当面の課題】遊びの森公園駐車場から磨崖仏へ到着するまでの分岐点に案内板が1カ所しかない。迷わず到着するため数ヶ所の案内板の設置を希望する。
【今後の課題】磨崖仏の風化が激しく分かり難いので説明板に当時の磨崖仏の全体像の記載を希望する。これ以上の剥落の進行を防ぎ現状を維持する対策が必要である。 - 史跡:塔の森=奈良市長谷町、天理市福住町別所……2市の境界にまたがる
指定1954年3月2日、調査2020年9月22日
所有者・管理者=個人
【今後の課題】奈良時代唯一の六角十三重の石塔だった。現在は風化・破損がひどく六重の石塔である。これ以上の破損を防ぐ対策を希望する。 - 史跡:尾山代(おやみで)遺跡=奈良市月ヶ瀬尾山3835、同市月ヶ瀬長引
指定1987年3月10日、調査2021年3月5日
所有者・管理者=個人
【当面の課題】遺跡の周囲は農地で遺跡全体はきれいに保存されている。説明板が数ヶ所設置されているが、汚れや傷みで読み難い説明板があり補修が必要である。
【今後の課題】車で見学に来た場合周辺は駐車場が無い。遺跡入口付近に2台駐車できるスペースがあるが駐車スペースの充実を希望する。 - 史跡:石打城跡=奈良市月ヶ瀬石打827番地他7筆
指定1995年3月22日、調査2021年3月5日
所有者・管理者=個人
【当面の課題】県道から小さな案内板が1枚あるのみで、その先に案内板はなかった。もう少しわかりやすい案内をする必要がある。
【今後の課題】各郭の看板があるが、遺構の確認はできない状況である。雑木と藪笹に覆われている状況である。もう少し史跡としての整備が行われても良いのではないか。 - 史跡:三陵墓(さんりょうぼ)古墳群=奈良市都祁南之庄町小広978、東山534他
指定1996年3月22日、調査2020年9月22日
所有者・管理者=奈良市、國津神社
【今後の課題】定期的な草刈等行われているようであるが、一部の案内板周辺では、雑草が繁茂しており、カビが発生し読みづらい状況であった。 - 史跡:郡山城跡=大和郡山市北郡山町
指定1960年7月28日、調査2020年6月26日
所有者・管理者=(公財)郡山城史跡・柳沢文庫保存会
【今後の課題】石垣の雑草が繁茂しており、景観を阻害しているため対策が必要。 - 史跡:小泉大塚古墳=大和郡山市小泉町字大塚1701
指定1999年3月19日、調査2020年6月26日
所有者・管理者=奈良県
【当面の課題】案内板の周囲は雑草が生い茂り定期的な管理が必要である。
【今後の課題】丁未の乱(ていびのらん587年)で物部守屋を矢で射抜いて勝利を引き寄せたと伝わる「迹見赤檮(とみのいちい)」の墓の説を説明板に希望する。 - 史跡:西田中瓦窯(がよう)=大和郡山市西田中町
指定2017年2月14日、調査2020年6月26日
所有者・管理者=大和郡山市
【今後の課題】4基発掘のうち、1基だけでも埋め戻さずに発掘時の様子が解るような工夫がほしい。 - 史跡:大和天神山古墳=天理市柳本町1898の一部、1898の3
指定2009年3月31日、調査2021年3月19日
所有者・管理者=伊射奈岐神社
【今後の課題】貴重な副葬品が発見された大和天神山古墳のみならず周囲の行燈山古墳や渋谷向山古墳を中心とした柳本古墳群全体の情報発信と保存を希望する。 - 史跡:小谷古墳=橿原市鳥屋町716番地
指定1977年5月20日、調査2020年9月18日
所有者・管理者=鳥屋町共有
【当面の課題】傾斜地の古墳ゆえ大雨などによる土砂流出や地盤崩れの心配があり整備を要する。 - 史跡:岩船=橿原市見瀬
指定1976年3月30日、調査2020年9月18日
所有者・管理者=見瀬町共有
【当面の課題】史跡までの道に急勾配の場所もあるので、上り口付近に、雨天時・雨後の見学には注意するように明記した案内掲示もあればよいと思う。
【今後の課題】岩船の底にも竹が進出しているので、将来的には対策が必要か。 - 史跡:益田池の堤=橿原市鳥屋町
指定1980年3月28日、調査2020年9月18日
所有者・管理者=国、奈良県、橿原市
特に課題なし - 史跡:文殊院東古墳=桜井市阿部645
指定1974年3月26日、調査2020年8月9日
所有者・管理者=文殊院
【今後の課題】西古墳の説明板に国指定特別史跡と書かれているのと同じように県指定史跡との明記が望ましい。 - 史跡:多武峯町石(とうのみねちょういし)=桜井市上ノ宮、浅古下、倉橋、北音羽など
指定1960年3月30日、調査2020年8月9日
所有者・管理者=談山神社
特に課題なし - 史跡:谷首(たにくび)古墳=桜井市阿部
指定1958年3月20日、調査2020年8月9日
所有者・管理者=八幡神社
特に課題なし - 史跡:ムネサカ古墳(第一号墳)=桜井市粟原417番地
指定1958年3月20日、調査2021年1月7日
所有者・管理者=個人
【当面の課題】運輸会社の敷地を通るため、会社の了解を得て入山する。笹竹が多く茂り古墳までたどり着くのが難しいので、見やすい場所に案内板の設置を望む。 - 史跡:越塚古墳=桜井市栗原
指定1959年2月5日、調査2021年1月7日
所有者・管理者=個人
特に課題なし - 史跡:浮田杜(うきたのもり)伝説地=五條市今井町
指定1957年6月13日、調査2020年7月25日
所有者・管理者=荒木神社
【当面の課題】2013年ごろから荒木山北側の隣接地から伸びてきた竹の根の影響で、杜のシイ、ヒノキなどが枯れる事態が起きた。引き続き氏子総代会で対策を講じてほしい。 - 史跡:荒坂窯跡=五條市西河内町
指定1974年3月26日、調査2020年8月22日
所有者=奈良開発興業(株)、管理者=五條市
【当面の課題】半地下式の登り窯は長さ約9mで、奥側の焼成室を覆う筒状の粘土質の部分はかつて樹脂を吹き付けて強度アップ。再び劣化が進んでおり、適切な補修が必要だ。 - 史跡:南阿田大塚山古墳=五條市南阿田町
指定1981年3月17日、調査2021年6月26日
所有者・管理者=国(財務省)
【当面の課題】市予算で年2回、墳丘一帯の雑草刈り取りが行なわれてきたが、財政難で休止の案が出ている。文化財保存の一環として持続していただきたい。 - 史跡:猫塚古墳=五條市西河内町
指定2013年3月29日、調査2020年8月22日
所有者・管理者=個人
特に課題なし - 史跡:権現堂古墳=御所市樋野109
指定1978年3月28日、調査2020年10月14日
所有者・管理者=樋野区
【当面の課題】説明板・案内板の傷みが進んでおり、補修が必要と思われる。
【今後の課題】補強鉄枠の傾きが見られるので、補修が望まれる。羨道を埋めている土砂の除去も必要だろう。 - 史跡:新宮山(しんぐうやま)古墳=御所市稲宿801
指定1980年3月28日、調査2020年10月14日
所有者・管理者=個人
【今後の課題】古墳入口の上部左が若干崩れている。個人所有であり、当局による修復保存を望む。 - 史跡:美努岡萬墓(みののおかまろぼ)=生駒市青山台117-134他
指定1975年3月15日、調査2020年7月25日
所有者・管理者=生駒市
【当面の課題】発見当時は丘陵地であったが、今は周囲が住宅になっていて見つけ難いので、案内板の数ヶ所の設置を希望する。
【今後の課題】公園内に立つ「墓碑の裏面の173文字は、発見された青銅の墓誌の173文字を写したものである。」との説明を説明板に記すことを希望する。 - 史跡:首子古墳群=葛城市當麻
指定1981年3月17日、調査2021年3月13日
所有者=国(財務省)、管理者=葛城市
【今後の課題】5号墳(葛城市當麻1569)にある旧當麻町設置の説明板の内容が古く、現状に即していないため、訪れる人に分かりやすくなるよう修正を望みたい。 - 史跡:竹内古墳群=葛城市竹内、當麻
指定1982年3月12日、調査2021年7月17日
所有者・管理者=個人
【当面の課題】「史跡の丘」は整備されていないのでまともに歩けない。2か所ある地図板も一つはほとんど読めない。古墳の表示板も文字が消え、破損、紛失もある。
【今後の課題】「史跡の丘」以外は竹や倒木等に覆われている。個人所有地をどのように整備していくのか。 - 史跡:芝塚古墳=葛城市兵家芝塚595
指定1986年3月18日、調査2021年6月26日
所有者・管理者=個人
【当面の課題】説明板、表示板がほとんど読めなくなっており修復が必要。併設している2号墳石棺の保存施設が少し崩れている。 - 史跡:鳥谷口古墳=葛城市染野
指定1987年3月10日、調査2020年9月19日
所有者・管理者=葛城市
【当面の課題】県指定時の1987年に横口式石槨の近くに設置された名称板の劣化が進んで文字が読み辛く、補修が必要。 - 史跡:平林古墳=葛城市兵家
指定1991年3月8日、調査2020年7月25日
所有者・管理者=葛城市
【当面の課題】きれいに保存され、桜の名所でもあるが、周辺道路が複雑で目立つ案内板も無いため、たどり着くのが困難。案内板を設置していただきたい。 - 史跡:加守廃寺=葛城市加守
指定1995年3月22日、調査2021年7月17日
所有者・管理者=個人
【当面の課題】南遺跡には説明板があるが、約200m離れた北遺跡には説明板が無いため大変分かりにくい。南・北遺跡共に近くのウォークルート沿いに案内板設置を望む。
【今後の課題】北遺跡が、説明板も何も無い私有地のため、将来遺構が破壊される恐れを感じる。是非とも説明板を設置していただきたいと思う。 - 史跡:只塚(ただつか)廃寺=葛城市染野
指定1996年3月22日、調査2021年3月13日
所有者・管理者=国(財務省)
【当面の課題】説明板や案内板が全く無いため、文化財だと気付きづらい状態。国の管理地のため市で説明板を設置することは難しいとのことだが、早い設置実現を期待したい。 - 史跡:笛吹神社古墳=葛城市笛吹448
指定1998年3月20日、調査2020年8月22日
所有者・管理者=葛木坐火雷(かつらきにいますほのいかづち)神社(笛吹神社)
【当面の課題】古墳内部奥の崩れが起きており、専門家の調査結果に基づく修復を望む。
【今後の課題】古墳内部の崩れを止める必要がある。影響を与えていると考えられる古墳上の竹の繁茂をどうするか。 - 史跡:谷脇古墳=宇陀市大宇陀守道モト下字黒石927番地
指定1978年3月28日、調査2020年12月3日
所有者・管理者=個人
【当面の課題】養鶏場の鶏舎の横を通り、踏み跡もはっきりしない道の先に古墳がある。案内板はない。
【今後の課題】他の見学ルートなども将来的には検討してもらい、貴重な古墳の存在が周知され、その保護について対策を講じてもらいたい。 - 史跡:駒帰廃寺(伝安楽寺)附瓦窯跡=宇陀市菟田野駒帰283・295番地
指定1972年3月8日、調査2020年6月21日
所有者・管理者=宇陀市、個人
【当面の課題】駒帰廃寺から瓦窯跡に行く案内板が必要ではないか。
【今後の課題】駒帰廃寺には駒帰廃寺のみの説明板はあるが、瓦窯跡と併せた説明板にしていただきたい。 - 史跡:奥ノ芝一号墳・奥ノ芝二号墳=宇陀市榛原福地
指定1973年3月15日、調査2020年6月21日
所有者・管理者=宇陀市
【当面の課題】二号墳は定期的な草刈りが必要。
【今後の課題】一号墳の古墳内部には空き缶等のゴミが投げ入れられていたので古墳についての説明板及び案内板があるのが望ましい。 - 史跡:飯降(いぶり)薬師の磨崖仏=宇陀市室生向渕
指定2017年2月14日、調査2020年6月21日
所有者・管理者=向渕自治会西出上垣内
特に課題なし - 史跡:大川(おおこ)遺跡=山辺郡山添村大字中峰山1736番地
指定1990年3月9日、調査2020年11月22日
所有者・管理者=水資源機構
【今後の課題】現在、「カントリークラブ大川」として公園化されている。さらに数ヶ所に「竪穴式住居」の復元を増やし、縄文時代の人々の生活を感じられる遺跡を希望する。 - 史跡:西宮(にしのみや)古墳=生駒郡平群町西宮543
指定1956年8月7日、調査2021年2月19日
所有者・管理者=国(財務省)
【今後の課題】奈良県の代表的な切石古墳で自由に見学ができる。古墳の理解を深めるため、説明板に奥壁・側壁・天井石はいずれも一枚岩が使用されている構造図を希望する。 - 史跡:宮山塚古墳=生駒郡平群町椿井1505番地
指定1969年3月28日、調査2021年2月19日
所有者・管理者=個人
【今後の課題】壁も天井も石積みによるドーム型玄室の貴重な古墳。兵庫県南部地震(1995年)で古墳天井部の一部が落下したので崩落対策を急いでほしい。 - 史跡:ツボリ山古墳=生駒郡平群町福貴
指定1973年3月15日、調査2021年2月19日
所有者・管理者=平群町
特に課題なし - 史跡:三里(みさと)古墳=生駒郡平群町三里958番地
指定1975年3月31日、調査2021年2月19日
所有者・管理者=個人
【今後の課題】小高い丘の上にあり、そこは田畑となっている。石室のみがこれらの畑に囲まれている状況である。少しでも古墳周辺の整備ができれば保存と活用に寄与できる。 - 史跡:平隆寺跡=生駒郡三郷町勢野
指定1975年3月31日、調査2021年7月30日
所有者・管理者=平隆寺
【今後の課題】寺の北側の民有地を発掘し、旧平隆寺の伽藍配置を確認できれば。 - 史跡:仏塚古墳=生駒郡斑鳩町法隆寺
指定1997年3月21日、調査2021年2月19日
所有者・管理者=国(財務省)
【当面の課題】古墳の入り口付近にある鉄製名称板が、腐食により落下し無造作に置かれていた。支柱のみが立っている状況である。
【今後の課題】石室入口は全面の田畑より1.5mほど低い。雨水等の処理が必要。石室が徐々に埋まっていくのではないか。 - 史跡:黒田大塚古墳=磯城郡田原本町黒田348
指定1983年3月15日、調査2021年3月13日
所有者・管理者=田原本町
【当面の課題】県指定は昭和58年3月15日となっているが、県教育委員会の説明板には昭和58年3月20日となっており記載間違いと思われる。 - 史跡:与楽鑵子塚(ようらくかんすづか)古墳(主要部は国指定)=高市郡高取町与楽
指定1983年3月15日、調査2021年2月4日
所有者・管理者=個人
特に課題なし - 史跡:豊浦寺跡(とゆらでらあと)=高市郡明日香村
指定1977年3月22日、調査2021年2月4日
所有者・管理者=向原寺
特に課題なし - 史跡:紀寺跡=高市郡明日香村小山
指定1993年3月5日、調査2021年2月4日
所有者・管理者=奈良県(個人)
【今後の課題】県史跡があることが分かりにくいので、案内板を設けたり、説明板の位置などに工夫が必要と思う。 - 史跡:達磨寺石塔埋納遺構=北葛城郡王寺町本町2丁目1-40
指定2014年3月28日、調査2021年7月17日
所有者・管理者=達磨寺
特に課題なし - 史跡:畠田(はたけだ)古墳=北葛城郡王寺町明神4丁目
指定2007年3月30日、調査2020年6月27日
所有者・管理者=王寺町
【当面の課題】説明板は詳細に記載されているが、板面の汚れで文字が読み辛い。定期的に清掃していただきたい。 - 史跡:西安寺跡=北葛城郡王寺町舟戸2丁目4189
指定2019年2月22日、調査2021年7月17日
所有者・管理者=舟戸神社
【当面の課題】説明板に掲載の写真が読む方向とは反対側から撮影されたもので理解しづらい。現地までの道も分かりにくい。説明板の修正と案内板の設置を望みたい。 - 史跡:三吉(みつよし)石塚古墳=北葛城郡広陵町三吉字石塚
指定1992年3月6日、調査2020年11月22日
所有者・管理者=広陵町
【今後の課題】現地付近に案内板がない。車や路線バスで訪れる人、それぞれに分かりやすい案内板設置を望みたい。専用の駐車場も設置していただければありがたい。 - 史跡:龍門寺塔跡=吉野郡吉野町山口
指定1954年3月2日、調査2020年12月12日
所有者・管理者=国
【当面の課題】県教育委員会の説明板に指定年月日の記載がないため、記載が必要。
【今後の課題】史跡内にある塔心礎や建物跡の入り口に簡単な標記の石柱があるが、その場所まで行かないとわからない。そこがわかる場所に案内板の設置や、そこへ至る道の整備を望む。 - 史跡:石神古墳=吉野郡大淀町大岩
指定2012年3月30日、調査2021年3月13日
所有者・管理者=(株)奈良ロイヤルゴルフクラブ
【今後の課題】道案内板が1基のみで道に迷いそうだ。分岐点に案内板が必要だと思う。 - 史跡:岡峯古墳=吉野郡下市町阿知賀
指定1966年3月26日、調査2020年9月26日
所有者・管理者=下市町
特に課題なし
名勝
- 名勝:森村家庭園=橿原市新賀町
指定1984年3月14日、
所有者・管理者=個人
調査見送り - 名勝:神野山(こうのやま)=山辺郡山添村北野、伏拝神野山
指定1958年3月20日、調査2020年11月22日
所有者・管理者=伏拝他6大字
【今後の課題】遊歩道各所にある木製の行き先案内板が朽ちかけているものがあり保守点検が必要である。 - 名勝:大蔵神社庭園=吉野郡吉野町南国栖343
指定1973年3月15日、調査2020年12月12日
所有者・管理者=大蔵神社
【当面の課題】一見すると窪みと立石群にしか見えない。県指定の名勝であるので、庭の全体が分かる実測図の添付や井戸から導水路を経て二つの池に水が流れ、水がたまる状況がよくわかるような説明板の改善を期待する。
【今後の課題】遺構であるので勝手に手を付けるのは困難であるが、放置されすぎである。専門家の手を入れて流水施設として丁寧な保存を検討できないか。 - 名勝:願行寺(がんぎょうじ)庭園=吉野郡下市町下市2952
指定1955年4月7日、調査2020年9月26日
所有者・管理者=願行寺
特に課題なし
天然記念物
- 天然記念物:東大寺鏡池棲息ワタカ=奈良市雑司町東大寺境内
指定1953年3月23日、調査2020年10月17日
所有者・管理者=東大寺
【今後の課題】ワタカは環境省のレッドリストでは絶滅危惧種に指定されている。奈良県においては今後もワタカの保護に努めてほしい。 - 天然記念物:樟(クス)の巨樹=奈良市奈良阪町
指定1951年11月1日、調査2020年10月17日
所有者・管理者=奈良豆彦神社
特に課題なし - 天然記念物:正暦寺境内のコジイ林=奈良市菩提山町157番地の一部
指定1993年3月5日、調査2021年4月2日
所有者・管理者=正暦寺
【当面の課題】数年前から鹿による食害がひどく、林床に生育していた指定の構成種も食べられて地面がむき出しになっている。実態把握と対策が必要。
【今後の課題】コジイも今は茂っているが、苗木が食害にあっているため次の世代がない。実態把握と対策が必要。県指定の説明板がない。 - 天然記念物:五色椿=奈良市白毫寺町
指定1957年6月13日、調査2021年4月2日
所有者・管理者=白毫寺
【今後の課題】説明板に「大和三名椿」=白毫寺の「五色椿」、伝香寺の「散り椿」、東大寺開山堂の「糊こぼし椿」=の記載を希望する。知名度アップが期待できる。 - 天然記念物:八幡神社社叢(しゃそう)=奈良市月ヶ瀬桃香野5281
指定2008年3月28日、調査2021年3月5日
所有者・管理者=八幡神社
特に課題なし - 天然記念物:吐山の左巻榧(ひだりまきがや)=奈良市都祁吐山町1845
指定1953年3月23日、調査2020年9月22日
所有者・管理者=個人
【今後の課題】個人所有ながら邸宅の外に自生していて見学しやすいが、たどり着くための道案内板の設置を望む。 - 天然記念物:石上神宮社そう=天理市布留町384番地
指定1995年3月22日、調査2021年3月19日
所有者・管理者=石上神宮
【当面の課題】県指定の説明板は確認出来ず。
【今後の課題】一部で表層の崩落が見られ、今後巨木が更に倒れる危険性を感じる。伐採という方法ではなく、本質的な部分から探った原因対処や状況の把握を望む。 - 天然記念物:石上神宮鏡池棲息ワタカ=天理市布留町384番地
指定1953年3月23日、調査2021年3月19日
所有者・管理者=石上神宮
【今後の課題】ワタカは環境省のレッドリストでは絶滅危惧種に指定されている。奈良県においては今後もワタカの保護に努めてほしい。 - 天然記念物:下之坊の大スギ=天理市福住町265番地
指定2020年3月6日、調査2020年9月22日
所有者・管理者=下之坊
【当面の課題】南北2本の巨木杉の巨大化に伴って地面が浮き上がり、石の階段がずり上がっている。根を傷めないように補修すべきである。
【今後の課題】北杉は特異な生態を示し学術的価値が高いため、定期的な生態観察や診断が必要であり県での取り組みを望む。 - 天然記念物:ソテツの巨樹=桜井市外山
指定1957年6月13日、
所有者・管理者=個人
調査見送り - 天然記念物:浄鏡寺旧境内のアスナロの群落=桜井市笠877番地
指定1961年3月14日、調査2020年11月5日
所有者・管理者=個人
【当面の課題】浄鏡寺旧境内にはアスナロ群落の説明板がある。ただアスナロ群落に行く道に案内板がないために調査場所を探すのに一苦労であった。案内板の設置を望む。 - 天然記念物:初瀬のイチョウの巨樹=桜井市初瀬
指定1974年3月26日、調査2020年11月5日
所有者・管理者=川上区
特に課題なし - 天然記念物:お葉つきイチョウ=桜井市南音羽
指定1977年3月22日、調査2020年12月3日
所有者・管理者=観音寺
特に課題なし - 天然記念物:瀧蔵(たきくら)神社社そう 附(つけたり) シダレザクラ1本=桜井市滝倉
指定1988年3月22日、調査2020年8月9日
所有者・管理者=瀧蔵神社
特に課題なし - 天然記念物:箆(へら)の木=五條市出屋敷町
指定1957年6月23日、調査2020年9月19日
所有者・管理者=個人
特に課題なし - 天然記念物:ヤマモモの巨樹=五條市西吉野町奥谷1048番地
指定1959年2月5日、調査2021年6月26日
所有者・管理者=五條市
【当面の課題】指定年月日が奈良県指定文化財一覧とヤマモモの説明板(1959年2月25日)とで相違しているため、修正を望む。
【今後の課題】現地近くの交差点で迷いやすく、案内板の設置を望みたい。縁のある作家・直木三十五の石碑があるが、文字が読めない状態なので改善が必要ではないか。 - 天然記念物:ふくじゅ草の自生地=五條市西吉野町津越、同町桧川迫
指定1973年3月15日、調査2021年3月13日
所有者・管理者=個人
【当面の課題】獣害と盗難のため奈良県版レッドデータブックで絶滅寸前種に指定されている。公開エリアで防護柵やネットが設置されているが、引き続き対策の充実が必要。
【今後の課題】公開エリア外の対策が求められる。絶滅寸前種の現状を知らせる広報も必要ではないか。 - 天然記念物:大川杉=御所市西佐味
指定1983年3月15日、調査2021年3月13日
所有者・管理者=高鴨神社
【当面の課題】杉の樹勢に問題はないと思われるが、周囲の竹の繁茂が強い。実質管理は西佐味地区だが、何らかの対処を望みたい。
【今後の課題】大川杉の名称は根元からこんこんと水が湧き出ていたことに由来するが、現在は水量がほとんどなくなっている。専門家による原因究明と対策を望みたい。 - 天然記念物:往馬大社の社そう=生駒市壱分町1527の1の一部西菜畑町3015の一部
指定1998年3月20日、調査2020年7月25日
所有者・管理者=往馬坐伊古麻都比古神社
【当面の課題】注意事項案内板の汚れが気になる。
【今後の課題】宅地開発の進む中、生駒山麓地帯を代表する極相林を人為的ミスにより森林生態系を壊すこと無く維持してほしい。 - 天然記念物:どんづる峯=香芝市穴虫
指定1951年11月1日、調査2020年6月27日
所有者・管理者=香芝市
【当面の課題】現在自由に中に立ち入れる状況であるが、岩肌がもろく崩れやすい。保存のためには、展望スポット以外への立ち入りを制限した方がいいのではないか。
【今後の課題】岩の間の樹木の成長で、かつての真っ白な岩肌の広がりが狭まってきていると感じる。専門家の指導の下、樹木の最小限の伐採をしていただけないだろうか。 - 天然記念物:志都美(しずみ)神社社そう=香芝市今泉
指定1996年3月22日、調査2020年6月27日
所有者・管理者=志都美神社
特に課題なし - 天然記念物:笛吹神社イチイガシ林=葛城市笛吹448
指定1987年3月10日、調査2020年8月22日
所有者・管理者=葛木坐火雷(かつらきにいますほのいかづち)神社
特に課題なし - 天然記念物:無渋榧(しぶなしがや)=宇陀市菟田野宇賀志、真証寺旧境内
指定1957年6月13日、調査2020年12月3日
所有者・管理者=真証寺
【今後の課題】カヤの周囲の草刈りや整備は近所の方が定期的にされている。過疎・高齢化の地域ゆえ限界があるので、県からの定期的な視察や整備も必要かと思われる。 - 天然記念物:戒長寺のお葉つきイチョウ=宇陀市榛原戒場386番地
指定1978年3月28日、調査2020年11月5日
所有者・管理者=戒長寺
【当面の課題】殆ど読めない案内板も散在するので、整理整備が望ましい。 - 天然記念物:戒場神社のホオノキの巨樹=宇陀市榛原戒場388番地
指定1978年3月28日、調査2020年11月5日
所有者・管理者=戒場神社
【今後の課題】ホオノキの根元や主幹部分は傷み、空洞化が進んでいるので、衰えを防ぐために専門家も交えた対策を講じる必要がある。 - 天然記念物:御井(みい)神社境内のツルマンリョウ群落=宇陀市榛原檜牧964番地
指定1953年3月23日、調査2020年9月18日
所有者・管理者=御井神社
【当面の課題】地域住民の方々がツルマンリョウ保存会を作り、獣害から荒らされないように群落の周りを柵で囲って保護している。ここ10年は実を見たことはない。
【今後の課題】代表者は植物の専門家を呼んで調査を希望している。県も地元の話を聞いてサポートをしていただきたい。 - 天然記念物:高井の千本杉=宇陀市榛原高井
指定1981年3月17日、調査2020年6月21日
所有者・管理者=個人
特に課題なし - 天然記念物:内牧の無渋榧(しぶなしがや)=宇陀市榛原内牧
指定1981年3月17日、調査2021年1月7日
所有者・管理者=個人
【今後の課題】学術上も貴重な無渋榧。内牧川河岸の傾斜地に植わっているので根腐れや風水害時を想定内とした対策管理が必要ではないか。 - 天然記念物:初生寺(はじょうじ)境内のツルマンリョウ自生地=宇陀市榛原自明741
指定1982年3月12日、調査2020年9月18日
所有者・管理者=初生寺
【当面の課題】以前は境内のあちこちにあったが、10年前からツルマンリョウは見られなくなった。説明板はそのまま境内に設置。
【今後の課題】ツルマンリョウは消滅しているのに説明板及び県指定史跡一覧に掲載されたままなので、初生寺境内のツルマンリョウ自生地は外すしかないと思う。 - 天然記念物:仏隆寺(ぶつりゅうじ)のサクラの巨樹=宇陀市榛原赤埴
指定1983年3月15日、調査2020年6月21日
所有者・管理者=仏隆寺
特に課題なし - 天然記念物:神野山(こうのやま)=山辺郡山添村北野、伏拝
指定1958年3月20日、調査2020年11月22日
所有者・管理者=伏拝ほか6大字
【今後の課題】遊歩道各所にある案内板の保守点検が必要ではないか。 - 天然記念物:神野寺境内の二次林=山辺郡山添村伏拝
指定1997年3月21日、調査2020年11月22日
所有者・管理者=神野寺
【当面の課題】説明板は確認出来ず。二次林となった経緯を知る説明板があればと思う。
【今後の課題】寺の東部、弁天池奥の二次林は倒木が多く見られ、荒廃が進んでいるように思う。自然の力による樹木の成長、再生に期待したい。 - 天然記念物:ソテツの巨樹=生駒郡斑鳩町龍田
指定1957年6月13日、調査2021年2月19日
所有者・管理者=龍田神社
特に課題なし - 天然記念物:樟(クス)の巨樹=磯城郡田原本町薬王寺514番地
指定1958年3月20日、調査2020年8月22日
所有者・管理者=八幡神社
【当面の課題】拝殿裏にある樟への説明板設置を望みたい。県指定は昭和33年3月20日だが、薬王寺自治会説明板は、昭和52年5月20日とあり記載間違いと思われる。
【今後の課題】見学者が停める駐車場の設置を望みたい。近くにある公民館の駐車場に停めるように案内するのも一法と思われる。 - 天然記念物:村屋坐彌冨都比売(むらやにいますみふつひめ)神社の社そう=磯城郡田原本町蔵堂426
指定1983年3月15日、調査2020年11月22日
所有者・管理者=村屋坐彌冨都比売神社
【当面の課題】社そうにある竹の除去は伐採のみで、かためて置かれている状況にある。
【今後の課題】樹勢を衰えさせる竹の除去が必要。また、傾いた状態の枝などの伐採など社そうを守るための費用と人手をどう確保するかが必要となる。 - 天然記念物:御葉付イチョウ=宇陀郡曽爾村今井733番地
指定1957年6月13日、調査2020年10月18日
所有者・管理者=門僕神社
【当面の課題】イチョウ樹木の上部の部分は葉も少なくなり樹勢は無いように思われる。曽爾村教育委員会の御葉付イチョウ表示板があるのみで県指定説明板が見当たらない。 - 天然記念物:ヒダリマキガヤ群落=宇陀郡曽爾村葛
指定1957年6月13日、調査2020年10月18日
所有者・管理者=個人
特に課題なし - 天然記念物:神末(こうずえ)のカヤの巨木林=宇陀郡御杖村神末
指定2005年3月29日、調査2020年10月18日
所有者・管理者=個人
【当面の課題】台風などの問題が生じた場合は村から県に報告という流れを明確にしてほしい。
【今後の課題】カヤの利用を目的とした業者が裏山から侵入しやすいので、県指定天然記念物としての説明板・案内板の設置を望む。 - 天然記念物:馬見丘陵出土シガゾウ化石、馬見丘陵出土シカマシフゾウ化石=北葛城郡河合町から出土、橿原市畝傍町50、県立橿原考古学研究所附属博物館
指定1986年3月18日、
所有者=個人、管理者=奈良県
調査見送り - 天然記念物:西谷川流域暖地性羊歯植物群落=吉野郡吉野町西谷
指定1953年3月23日、
所有者・管理者=個人
調査見送り - 天然記念物:津風呂神社のサカキカズラ=吉野郡吉野町津風呂
指定1953年3月23日、調査2020年12月12日
所有者・管理者=津風呂神社
【当面の課題】当年度、町の担当者と樹木医による現地調査の際、サカキカズラの有無は確認できず。
【今後の課題】対象物がないのであれば文化財の指定を再検討するべきではないか。 - 天然記念物:山口のツルマンリョウ群落=吉野郡吉野町山口643、高鉾神社境内
指定1953年3月23日、調査2020年12月12日
所有者・管理者=高鉾神社
特に課題なし - 天然記念物:コウヤマキ群落=吉野郡吉野町吉野山
指定1957年6月13日、調査2021年3月13日
所有者・管理者=個人
特に課題なし - 天然記念物:桜本坊のギンモクセイ=吉野郡吉野町吉野山
指定1967年11月25日、調査2021年3月13日
所有者・管理者=桜本坊
特に課題なし - 天然記念物:イワツバメの越冬地=吉野郡吉野町上市
指定1973年3月15日、調査2021年3月13日
管理者=吉野町教育委員会
【当面の課題】できれば営巣数や個体数の把握・記録が必要だと思う。
【今後の課題】イワツバメが越冬地として適切な環境の地を選択しているので、県の天然記念物として暖かく見守り、継続的に統計を取っていく必要があると思う。 - 天然記念物:広橋の御葉付イチョウ=吉野郡下市町広橋1731
指定1974年3月26日、調査2020年9月26日
所有者・管理者=安楽寺
特に課題なし - 天然記念物:龍泉寺の自然林=吉野郡天川村洞川674―1・2
指定1987年3月10日、調査2020年8月22日
所有者・管理者=龍泉寺
【今後の課題】説明板の解説文の前半部分に専門用語が含まれており難しい文章なので、誰が読んでもわかるような解説文を望む。 - 天然記念物:イワナの棲息地=吉野郡天川村北角
指定1962年6月7日、
管理者=天川村漁業協同組合
調査見送り - 天然記念物:イワツバメの越冬地=吉野郡天川村洞川
指定1973年3月15日、
管理者=天川村
調査見送り - 天然記念物:坪内のイチョウの巨樹=吉野郡天川村坪内、来迎院境内
指定1974年3月26日、調査2020年8月22日
所有者・管理者=来迎院門徒
特に課題なし - 天然記念物:五代松鍾乳洞=吉野郡天川村大字洞川686
指定1979年3月23日、調査2020年8月22日
所有者・管理者=洞川財産区
【当面の課題】奈良県の説明板が見当たらなかった。洞内の案内図が置いていない。
【今後の課題】洞内の道路は狭く、貴重な石筍にぶつかりそうになる。注意喚起と慎重な管理を希望する。 - 天然記念物:面不動鍾乳洞=吉野郡天川村洞川
指定1979年3月23日、調査2020年8月22日
所有者・管理者=洞川財産区
特に課題なし - 天然記念物:イワナの棲息地=吉野郡野迫川村弓手原
指定1962年6月7日、
所有者・管理者=弓手原区
調査見送り - 天然記念物:杉の巨樹群=吉野郡十津川村玉置山12、玉置神社境内
指定1959年2月5日、調査2020年10月24日
所有者・管理者=玉置神社
特に課題なし - 天然記念物:玉置山の枕状溶岩堆積地=吉野郡十津川村山手谷397
指定1997年3月21日、調査2020年10月24日
所有者・管理者=十津川村
特に課題なし - 天然記念物:前鬼のトチノキ巨樹群=吉野郡下北山村前鬼199-1
指定2001年3月30日、調査2020年6月6日
所有者・管理者=個人
【当面の課題】説明板等の設置は無い。登山道には道標は一か所あるが、悪天候時には迷いやすいので、さらなる道標設置とトチノキの説明板が欲しい。
【今後の課題】トチノキは湿った環境を好むのでこの森を万全に保存する必要がある。トチノキの巨樹の間に杉の巨樹も生育しているが問題はないのだろうか。 - 天然記念物:かわのり=吉野郡川上村入之波
指定1954年3月2日、
管理者=川上村
調査見送り - 天然記念物:大台ヶ原さんしょう魚=吉野郡川上村・吉野川流域
指定1954年3月2日、
管理者=川上村
調査見送り - 天然記念物:不動窟鍾乳洞=吉野郡川上村柏木字山津谷350番地
指定1982年3月12日、調査2020年7月18日
所有者・管理者=柏木観光協会
【当面の課題】洞内は天井からの水滴や、流れる水の飛沫により歩道がかなり濡れている。見学者の安全に留意する必要がある。
【今後の課題】洞内に一か所大量の水が流れているが、水の浸食により現状の洞窟の形が大きく変形する可能性がありうる。 - 天然記念物:十二社神社社そう=吉野郡川上村中奥7-8
指定1985年3月15日、調査2020年7月18日
所有者・管理者=十二社神社
特に課題なし - 天然記念物:ケグワ=吉野郡川上村人知~迫
指定2000年3月31日、調査2020年7月18日
所有者=国、管理者=国土交通省
【今後の課題】草刈り時に誤って幼芽も刈り取ったり、周辺へのゴミの不法投棄問題など懸念される。設置されていた説明板は「奈良県指定天然記念物ケグワ」と記されているだけなので、他の文化財と同様に樹木の特徴などを明記した説明板の設置を望む。 - 天然記念物:円覚寺のギンモクセイの巨樹=吉野郡東吉野村木津川、円覚寺境内
指定1954年3月2日、調査2020年11月21日
所有者・管理者=円覚寺
特に課題なし - 天然記念物:八幡神社境内のツルマンリョウ群生地=吉野郡東吉野村鷲家1171番地
指定1974年3月26日、調査2020年11月21日
所有者・管理者=八幡神社
特に課題なし
有形民俗文化財
- 有形民俗文化財:西大寺奥院納骨堂及び納入資料=奈良市西大寺野神町1丁目6の10、奈良市西大寺芝町1丁目1の5
指定2001年3月30日、調査2021年7月21日
所有者・管理者=西大寺
【当面の課題】倒壊予防対策がなされ今後の対応も考慮されていると聞いた。構造上困難が予想されるが、現状からみて早急な実行を望む。 - 有形民俗文化財:丹生神社題目立詞章残闕(「厳島」)=奈良市丹生町指定1990年3月9日、
所有者・管理者=丹生神社
調査見送り - 有形民俗文化財:奈良の瓦作り用具=大和郡山市矢田町545、奈良県立民俗博物館(元:奈良市西新在家町、瓦宇工業所)
指定1997年3月21日、調査2021年10月10日
所有者・管理者=奈良県
【今後の課題】保管場所は、博物館2階の元執務室であり、防火対策や防虫対策、断熱材等はない。修復や防虫・防腐処理を行い、収蔵設備が整った施設に収容する必要がある。 - 有形民俗文化財:奈良県の牛耕用具=大和郡山市矢田町545、奈良県立民俗博物館
指定2007年3月30日、調査2021年10月10日
所有者・管理者=奈良県
特に課題なし - 有形民俗文化財:大和万歳資料=大和郡山市矢田町545、奈良県立民俗博物館
指定2013年3月29日、調査2021年10月10日
所有者・管理者=奈良県
特に課題なし - 有形民俗文化財:翁舞関係資料(長命茂兵衛旧蔵)=大和郡山市矢田町
指定1995年3月22日、
所有者・管理者=今国府杵築神社宮座、小林杵築神社宮座共有
調査見送り - 有形民俗文化財:石上神宮祭礼渡御図絵馬=天理市布留町348番地
指定1988年3月22日、調査2021年3月19日
所有者・管理者=石上神宮
【今後の課題】元興寺文化財研究所が永享4年(1432)銘祭礼渡御図絵馬の保存修復(剥落防止)を実施している。拝殿の貞享4年(1687)銘の祭礼渡御図絵馬にも対策が必要。 - 有形民俗文化財:応安連歌新式等並びに天神御影=桜井市初瀬
指定1961年8月17日、
所有者・管理者=長谷寺
調査見送り - 有形民俗文化財:六斎念仏供養板碑=五條市畑田町
指定1991年3月8日、調査2020年11月22日
所有者=西福寺、管理者=西福寺檀家総代
【当面の課題】西福寺墓地には「六斎念仏供養板碑」に加え、同じ室町期制作の灯籠に似た五條市指定建造物「地蔵六面石どう」がある。両方合わせた説明板設置が望まれる。 - 有形民俗文化財:陀々堂の鬼面=五條市畑田町
指定2015年3月27日、調査2020年10月14日
所有者=念仏寺、管理者=市立五條文化博物館
特に課題なし - 有形民俗文化財:鴨都波神社祭礼渡御図絵馬=御所市宮前町514
指定1996年3月22日、調査2020年7月25日
所有者・管理者=鴨都波神社
【今後の課題】現在は色や絵が良く残っているが次第に劣化するので、現在の状態のレプリカを作成して置くことが必要か。 - 有形民俗文化財:乙田浄瑠璃・芝居資料=生駒市萩の台1071、石福寺境内
指定2007年3月30日、調査2020年7月25日
所有者・管理者=萩の台文化財保存会
【今後の課題】浄瑠璃本や衣装などは、防虫剤や湿度に気を使いながら年1回虫干しを行っている。雨漏りや停電対応の課題が残る。 - 有形民俗文化財:當麻寺本堂(曼荼羅堂)信仰資料=葛城市當麻
指定1973年3月15日、
所有者・管理者=當麻寺
調査見送り - 有形民俗文化財:傘堂=葛城市染野726番地
指定1985年3月15日、調査2020年9月19日
所有者・管理者=新在家、染野、今在家地区
【今後の課題】指定に漏れた阿弥陀の追加指定はできないか。 - 有形民俗文化財:染田天神講連歌堂=宇陀市室生染田275(春日神社内)
指定1989年3月10日、調査2021年3月10日
所有者・管理者=染田区
【当面の課題】境内に「染田天神」の説明板や、連歌堂内に国重文の天神講連歌関係資料が保管されているが、連歌堂の県指定文化財の説明板はない。
【今後の課題】国指定・県指定を併記した説明板があってもよいかと思う。引き続き連歌の里として、伝統文化を継承していただきたい。 - 有形民俗文化財:ナモデ踊り関係資料=生駒郡安堵町東安堵1379
指定1984年3月14日、調査2021年3月19日
所有者・管理者=飽波神社
【当面の課題】奈良県指定文化財として公開されているデータで、員数が25点となっているのを115に訂正する。拝殿前に設置された説明板の文字を濃くして読みやすくする。 - 有形民俗文化財:結崎のおかげ踊り絵馬=磯城郡川西町結崎68
指定1987年3月10日、調査2020年9月19日
所有者・管理者=糸井神社
【今後の課題】奉納絵馬全般の課題として、絵具の剥落など補修の問題、温度、湿気など保管環境の問題を解決することが必要。 - 有形民俗文化財:結崎の太鼓踊り絵馬=磯城郡川西町結崎68
指定1994年3月25日、調査2020年9月19日
所有者・管理者=糸井神社
【今後の課題】奉納絵馬全般の課題として、絵具の剥落など補修の問題、温度、湿気など保管環境の問題を解決することが必要。 - 有形民俗文化財:屏風のおかげ踊り絵馬=磯城郡三宅町?風115
指定1987年3月10日、調査2020年10月14日
所有者・管理者=杵築神社(屏風杵築神社)
【今後の課題】奉納絵馬全般の課題として、絵具の剥落など補修の問題、温度、湿気など保管環境の問題を解決することが必要。 - 有形民俗文化財:伴堂(ともんど)のおかげ踊り絵馬=磯城郡三宅町伴堂500
指定1987年3月10日、調査2020年10月14日
所有者・管理者=杵築神社(伴堂杵築神社)
【今後の課題】奉納絵馬全般の課題として、絵具の剥落など補修の問題、温度、湿気など保管環境の問題を解決することが必要。 - 有形民俗文化財:ナモデ踊り絵馬=高市郡高取町下子島405番地
指定1982年3月12日、調査2021年2月4日
所有者・管理者=小島神社
【当面の課題】絵馬の収蔵庫はじめ神社境内の整備費用は地元自治会が負担している。収蔵庫を倒木から守る意味を考えると境内の整備費用割合も県と相談していきたい。 - 有形民俗文化財:黒滝の樽丸製作用具=吉野郡黒滝村粟飯谷(黒滝村民俗資料館)
指定2016年3月28日、調査2020年9月26日
所有者・管理者=黒滝村
【当面の課題】資料館としての「黒滝村旧役場庁舎」の案内板はあるが、県の建造物の文化財指定であり、有形民俗文化財の所在を示す案内板が必要。
【今後の課題】樽丸の技術面での後継者不足を、吉野全体で取り組んでいただくことを望む。 - 有形民俗文化財:天河神社能楽関係資料=吉野郡天川村坪内
指定1966年3月26日、
所有者・管理者=天河神社
調査見送り