9月の万葉文化館のシンポジウムは特別に魅力的でしかもお値打ち

Kozaさんから投稿がありましたので掲載いたします。

万葉古代学研究所がシンポジウムを開催する。
万葉古代学研究所は今年10周年ということで、興味深い企画を次々と用意しているが、この「万葉集と民族学のシンポジウム」は長時間、かつ濃密な講座が組まれており、特別に魅力的でしかもお値打ちである。
9月25日(日)10:30~17:0まで開催され、開場は10時である。
奈良県立万葉文化館 企画展示室で開催される。
講座は次の通りである。
<第1部>万葉世界の海と山、生と死
「海から見た万葉の景観」(10:40-11:10)
 石村 智 (奈良文化財研究所研究員)
「山の景観とコスモロジー」(11:10-11:40)
 大西 秀之 (同志社女子大学准教授)
「海と墓-瀬戸内と南島を例に-」(11:40-12:10)
 角南聡一郎 (元興寺文化財研究所主任研究員)
「葬送船の記憶」(12:10-12:40)
 深澤 芳樹 (奈良文化財研究所都城発掘調査部長)

<第2部>万葉世界の食と植物
「稲作をめぐる万葉集の景観」(13:30-14:00)
 細谷 葵 (総合地球環境学研究所プロジェクト研究員)
「古代のヒレと手巾(ティサージ)」(14:00-14:30)
 東村 純子 (国立民族学博物館外来研究員)
「万葉集における水と飲料の文化」(14:30-15:00)
 木村 栄美 (総合地球環境学研究所外来研究員)

<第3部>万葉世界の動物たち
「ウミガメにまつわる報恩説話と禁忌伝承」(15:10-15:40)
 藤井 弘章 (近畿大学准教授)
「守護神としてのサメにかんする伝承」(15:40-16:10)
 辻 貴志 (国立民族学博物館外来研究員)
で、コメントと討論の時間も用意されている。
参加費は500円(資料代含む)で、きわめてお値打ち。
申込は往復葉書による事前申込みが必要で、「9/25公開シンポジウム参加希望」と書き、郵便番号・住所・氏名・電話番号を明記して、下記の住所へ郵送する。(一枚で一名分の応募である)
参加証は返信はがきにて連絡が来る。
申込み・問い合わせ先
(財)奈良県万葉文化振興財団 万葉古代学研究所
〒634-0103 奈良県高市郡明日香村飛鳥10
Tel:0744-54-1850
内容はHPも参照できる。
一日、万葉集に浸りきる、至福の一日となろう。
申し込みは行ったが、まだ参加の連絡はない。
ちなみに万葉文化館の駐車料金は現在は無料で、車で行くのもとても気楽になっている。