大和ハープの調べで寿ぐ新年会
1月20日(土)、女性グループ(ソムリエンヌ)14名の参加による新年会がありました。
今回は中部公民館で井藤和美先生の大和ハープの演奏会と登大路ホテルでの昼食会という新年会でした。
大和ハープの演奏会は、昨年NHKテレビで放映された井藤先生の演奏を見た幾人かの会員の強い要望で実現されました。「星に願いを、テネシーワルツ、川の流れのように、月の砂漠、北の国から、糸・・・」と優しく美しいハープの音色が、心に沁みわたりました。
奈良で生まれた大和ハープは、「河合町からハープを世界に」という思いで、伊藤忍さんが奈良の桜の花びらをイメージに制作されました。響鳴箱はローズウッド、上にあるネックという花びらの形の部分はマホガニー、弦の下の板はスプレースという材木を用いたアイリッシュハープです。6㎏という軽さの小型のもので、誰もが弾きたくなるようなハープです。井藤先生は、子供から年配者まで喜んでいただき、いろんな方々との出会いを大事にしていきたいとおっしゃっていました。
演奏のあと、ハープに触れる機会があり、皆笑顔いっぱいにつま弾くことができました。
ハープの歴史は古く、ポンペイに残る壁画にも描かれており、中国では竪琴といわれ、日本にも伝わり、正倉院に残る箜篌(くご)も竪琴の一種です。ハープに親しむ新年会は心に残るもので、新春を寿ぐのに相応しいものでありました。
演奏会が終わり、場所を登大路ホテルに移し昼食会があり、大和野菜や牛フィレ肉等を美味しくいただき、お開きとなりました。
(文) 平越真澄 (写真) 友松洋之子 寺田麻美 道﨑美幸