ソムリエンヌ 奈良まほろばかるたの研修会
4月30日に、高円山にある平越さんの会社の保養所で、奈良まほろばかるたの研修会を開催しました。
今回はかるたの製作に関わられた米谷さんにもお越しいただき、制作の趣旨などのお話を伺いました。
奈良は日本文化の発祥の地として良いところ、良いものが非常に多くあるにも関わらず、その良さが奈良県民に必ずしも理解されているとは思われない。次の時代を担う小学生を中心とした子供たちが還暦を迎える頃まで覚えているようなかるたを作り、子供の頃から親しんでもらうことにより、奈良の自然、歴史、文化などの良さが理解され保存継承されていくことを願い「奈良まほろばかるた」を製作したそうです。
かるたの内容は、奈良の地勢、歴史、神社、仏閣、史跡、祭りなどの良さが分かり誇りとなるかるた文になっています。
〈例〉・飛鳥寺日本で一番古い寺
・西瓜の種奈良が生産日本一
などです。
読み札の裏に解説文をつけています。かるた文の意味の理解を助け歴史の勉強の一助になればとの考えからだそうです。
2018年に出来上がったかるたを県内の小学校に3部ずつ配ったそうです。しかし、小学校ではカリキュラムの面でかるた大会を開くのが難しく、子供会の活動も下火なので、どうやって広めていくかが今後の課題です。
その中で、この度、民生委員で主任児童委員の方のご紹介を頂き、放課後の子ども教室でかるた大会を開催させて頂ける事になりました。帯解小学校の体育館に60人の子ども達が集まるそうです。
ソムリエンヌのメンバーでこのかるた大会をお手伝いするので、今回の研修会でルールや読み方を教えて頂くことになりました。
場所を和室に移し、4人ずつ2班に分かれて実際にかるた取りの開始です。
講師は、友松さん。ガイドで鍛えた良く通る声で、読み手のお手本を見せて下さいました。
交替で読み手に挑戦しましたが、初見でもあり読み札はすべてひらがななので思ったより難しかったです。最初の音は聞きやすいように大きめにはっきり読むようにと、米谷さんからのアドバイスを頂きました。
最初はゆったりと札を取っていた皆さんも、次第に白熱してお手付きや二人が同時に札を取る場面もでてきました。そこで審判の出番です。お手付きは一回お休み、二人同時の場合はジャンケンで解決などと教えて頂きました。
最後に、奈良市の銀杏屋さんの美味しいケーキと紅茶を頂き、皆さん童心にかえって楽しめたひと時でした。
今回の研修をもとに、色々な場所での奈良まほろばかるた大会にソムリエンヌのメンバーがお手伝いしていきたいと思います。
女性サークル(ソムリエンヌ) 文 森屋美穂子 写真 松浦文子、平越真澄