かるた普及サークル・女性サークル共同企画 帯解小学校で「奈良まほろばかるた大会」

10月29日(水)、奈良市立帯解(おびとけ)小学校で放課後子ども教室の時間に「奈良まほろばかるた大会」を、かるた普及サークルの企画・女性サークルが運営上の協力で開催いたしました。帯解小学校ではこの日が3回目です。

この日集まった「かるた普及サークル」と「女性サークル」の関係者は9名。主任児童委員の広瀬さんを始め、民生委員やPTAの17名もの方々にも協力をしていただきました。

朝は今季一番の冷え込みでしたが、午後の体育館は子ども達の熱気でいっぱい。なんと全校児童の半数以上、59名の児童が集まってくれました。
そして学年別の8グループに分かれ、それぞれに審判が付きます。かるた大会のルールの説明から始まりました。

さあ、体育館は静まり返って緊張の一瞬です。マイクを通して、はっきりと読み札の頭文字が聴こえた途端、絵札を取る音、子ども達の元気な声で賑やかになりました。

一段落ついて「手はお膝」で待っていると、通りかかった教頭先生から、「おっ、みんな姿勢いいね!」とお褒めの言葉。さらに背筋が伸びました。

なかなか絵札を取れなかった児童が、初めて取れた時に、子ども達から拍手が起こり、その後は誰が取っても自然に拍手。みんなで喜びます。

『る』の絵札を取った児童に「盧舎那仏って何?」と尋ねられたので、「大仏様の本名なの。」と答えると、「そんな名前だったのか。」と3年生は目を丸くしていました。
また、『す』では、「西瓜の種は、奈良県が日本で一番たくさん生産しているよ。」と言うと「へぇー、奈良が一番なんだ。」と誇らしげな笑顔。

最後の一枚を除いて、全ての札が終わると、取った枚数を確認。1位から3位まで、奈良まほろばかるた大会の賞状が授与され、グループそれぞれの優勝者が前に出て、獲得枚数を発表し、かるた大会は終わりました。

短い時間でしたが、帯解小学校の子ども達が、自分達の住む奈良について、関心を持つきっかけになったのではと思います。

かるた遊びを楽しみながら、奈良の歴史や文化に親しむ場となった「奈良まほろばかるた大会」に協力してくださった皆様、ありがとうございました。

かるた普及サークル・女性サークル 文・箕輪智子 写真・平越真澄