第2回「まほろばソムリエの深イイ奈良講座」

・日時:2013年12月8日(日)14時~15時30分
・会場:東京都日本橋「奈良まほろば館」
・演題:「平城山の史跡散歩」
・講師:鈴木 浩
・参加者:一般応募の58名

【講演要旨】
東京からの観光は、残念ながら京都が圧倒的だ。理由は「奈良は遠いから」と、良く耳にする言葉だ。そこで、深イイ奈良講座という旗を掲げている以上、奈良県の定番の観光名所は避け、東京から奈良を訪ねる時に一番近いのは西大寺駅。京都名所の嵐山や大原よりも西大寺駅がより近いと強調したい。と言うことで、テーマを西大寺駅のすぐ東の「平城山の史跡散歩」とした。

まほろば館:東京都日本橋の三越前

平城宮跡の北方に広がる23カ所の史跡・名所・古墳・寺社等をパワーポイントを使いつつ地図も併せ机上散歩をした。佐紀盾列古墳群を中心に平城ニュータウンにある、石のカラト古墳や音如ヶ谷瓦窯跡、また、あまり知られていな押熊八幡神社や超昇寺、4つの平城越え街道など紹介した。

まほろば館の講演の様子

参加者の7割以上の方が既に、平城宮跡を訪ねたことがあるとのこと。また、近々に奈良観光の予定がある方も沢山おられ、奈良への強い関心を持った方が参加されていたと感じた。
奈良観光や奈良フアンの醸成には、東京への情報発信が最も効果的であるのは当然だ。そのためには、奈良まほろばソムリエの会が一歩前に出て、こうした企画を粘り強く進めていくことは意義のあることではないでしょうか。

鈴木 浩