女性グループ(ソムリエンヌ)「コンニャク作りと草木染めの体験」
2021年8月1日(日)
昨年に引き続き、コロナ対策をしっかりとって、コンニャク作りと草木染めの体験をおこないました。会場は、宮奥ダムの畔、山間に立つ松浦の自宅。参加者は、9名。近鉄桜井駅南口に集合して、車に分乗して来られました。
宇陀市役所から講師の山本様、いつもご協力いただいている天野様の指導の下スカーフやハンカチを染めました。また、こんにゃく芋からコンニャクがどのように作られるのかを西岡様に教えていただき、できあがったのを田楽みそでいただきました。お昼を挟んで、4時間程楽しい時間を過ごしました。
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草木染めは、天然の植物を使って染める染め方です。種類は、藍、ヤマモモ、キハダ、キバナコスモスとマリーゴールドのミックス、西洋あかね、黒ぬかです。
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いよいよ庭に出て、実習。
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コンニャクは、芋を洗い、ゆがく。それをカットして、ミキサーですりつぶします。バットに流し入れ、2時間ほど置く。そこに、石灰水を入れ、よくかき混ぜ、粘りがでてくるまで混ぜる。時間をかけすぎるとボソボソになるので気をつける。型にいれて、1時間程おく。固まったら適当な大きさにきり、鍋で1時間ほど茹でる。最後にあく抜きのため、湯をかえて、再度茹でる。
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コンニャクを混ぜるのを熱心に見学。
コンニャクは、型に入れるまでを行い、その後草木染めにかかりました。
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スカーフやハンカチを水につける。
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藍の葉をとる。
葉をミキサーで細かくし、網の袋に入れて絞り、お湯の中へ袋をつける。そこに生地をいれる。何度もつけていると色の濃い藍色になってくる。好きな材料で思い思いの色を楽しんでおられました。
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干して作品を乾かす。
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一人一人が好きな色に染め上げました。
青に黄色、ピンク、紫、緑など同じ材料でも微妙に色合いが違います。毎回新しい発見があります。
風になびくスカーフやハンカチは、とっても美しく仕上がりました。
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できあがった作品を巻いて、記念写真を撮りました。
明治時代に化学染料が日本に入ってくるまでは、すべてが草木染めでした。平安時代の十二単衣も草木染めから生み出されたものです。植物の中にこんなに素晴らしい色が眠っているんですね。「また、来年も草木染めを楽しむことができたらいいね。」と講習会を閉じました。
女性グループ(ソムリエンヌ) 文章・写真 松浦 文子