ソムリエンヌ サンスクリット語講座
開催日時 2023年10月6日(金)10時~
開催場所 五劫院 (奈良市北御門町)
内 容 「サンスクリット語講座」
講 師 ソムリエンヌ 平越 真澄 先生
身も心も洗われるような心地よい秋日和。ソムリエンヌ16名で、初めてのサンスクリット語を学びました。会場は、東大寺の末寺「思惟山 五劫院」。我らがソムリエンヌ代表・松浦文子さまのご実家です。「今在家」のバス停で下車し、徒歩5分ほど歩くと、松浦さんが門前で優しくお出迎えして下さいました。早くも合掌ポイントです。そして広い屋内の一室、ピアノのある陽当たりの良いお部屋にご案内していただきました。
講師を務めて下さったのは、同じくソムリエンヌ会の大先輩、平越 真澄先生。サンスクリット語歴30年の権威にこれまた合掌です。今から30年前に『リグヴェーダ』を読み、3000年前の人々の想いに自分を重ね、愛おしさをもち、サンスクリットをはじめられたそうです。
会場に講師、全てが自前でポテンシャルが高すぎるソムリエンヌ会。とても贅沢な勉強会が始まりました。さて、頭がついていけるのかが問題です。
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まずはサンスクリット語概論から。サンスクリット語の歴史、流れについての資料をご用意していただきました。私達日本人は古来より、多くのサンスクリット語に囲まれて暮らしていること、日本語の五十音図の配列もサンスクリット語の配列を手本として作られていること、とても所縁の深い言語であることが分かり、新鮮な驚きでした!
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次に、先生お手製の表記文字一覧表(力作!)を見ながら、自分の名前を2種類のサンスクリット語で書いてみました。一つ目は「デーヴァナーガリー」でインド哲学、インド文学、ヨーガ等で使われる文字です。二つ目は、「悉曇文字」で日本の仏教界で使われる文字です。見よう見まねで書き始めると、最初はガタガタでしたが、練習している内にそれっぽく書けるようになりました。これがさらっと書けたらほんとにカッコ良いですね!
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ターラ樹の葉に「般若心経」を梵字で記した法隆寺 世界最古の「サンスクリット語心経」。東京国立博物館の法隆寺宝物館に所蔵されており、数年に一度、お披露目されるようです。
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五輪塔のサンスクリット語は、「種子」’キャカラバア‘ 種子の種は植物の種のサンスクリット語の訳語で、あらゆるものが生じる種をさします。「しゅうじ」又は密教では「しゅじ」といい、仏・菩薩等諸尊を表わします。
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世界最古の法隆寺のサンスクリット語心経と世界最新の真澄先生お手製のサンスクリット語を並べて
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「チーム・ソムリエンヌ」大満足ではいチーズ♪
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眼福すぎる!「五劫思惟阿弥陀仏坐像様」に合掌
勉強会の後はご本堂に移動し、俊乗坊重源が宋から招来したと伝えられる「五劫思惟阿弥陀仏坐像」を拝観させていただきました。まぁなんと可愛らしい阿弥陀様でしょうか♡
ご説明いただきましたのは、松浦さんのご子息の光健様。落ち着いた佇まいと穏やかな口調で、しっかりとお話されるのはさすが松浦さんの仕込み。こちらも眼福でございました。松浦さんは子供時代「阿弥陀様にご飯とお茶のお供えをさせてもらっていた。」との当時のエピソードを楽しく話されていました。
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秋空の下、ご本堂の前で記念撮影
(鎌倉期東大寺を再興された大勧進職俊乗房重源上人が当寺を開山された。)
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寺内墓所にお祀りされる「公慶上人大五輪石塔」に合掌
習いたての「種子」’キャカラバア‘を再度復習♪
(公慶上人は、江戸時代に大仏様の復興をされました。)
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勉強の後は、楽しいランチ会♪
木津川市にある「いそじ」にて、美味しい和食をいただきました。
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話は尽きませんが、お店からの「時間です!」で場は和やかに終了となりました。
平越先生、松浦さん、貴重な勉強会を企画して下さり、誠に有難うございました!次回も楽しみです(*’▽’)
女性サークル(ソムリエンヌ) 文 梅田 加都 ・ 海部 和子、 写真 松浦 文子