ガイドグループによる當麻コース実習に参加して
ガイドグループによる「まほろばソムリエと巡る大和路」ツアーに、今年度から新たに6コースが加わったため、その実習が、春のシーズンを前に、寒いなか、各地で行われました。
その一つ「當麻コース」の実習模様(全2回、2/10・3/3 延23人参加)を報告します。
主な案内箇所は、加守廃寺、石光寺、傘堂、鳥谷口古墳、當麻寺、けはや塚などで、もちろん、季節を彩る花の寺、そして歴史の深さを物語る国宝堂塔や當麻曼茶羅などの説明は欠かせません。
しかし、このコースの売りは、やはり悲劇の皇子・大津皇子の恋を語る万葉歌やその亡骸の謎、そして心優しき天平の乙女・中将姫の波乱の生涯と極楽浄土への旅路についてであります。
この二大テーマを、如何にドラマチックに語り、ツアーのお客様に感動していただくかが、当コースのガイド最大の課題です。
各担当ガイドは、時に詠うように、ときに絵巻物を読むように、またオリジナル資料も駆使するなど、それぞれ工夫を凝らした説明振りを披露し、お互いに意見交換を行いました。
メンバー各人、今後一層、その語りに磨きを掛け、本番では、皆様を楽しく、大津皇子や中将姫の世界へ誘うことが出来るよう、頑張りたいと思っています。
2013年3月20日 ガイドグループ 小川 肇